世界を旅する学生5人組「蹴球周遊弾」
新潟の専門学校に通う学生5人組が、世界のサッカーを見るために世界旅行中だ。
彼ら5人組は、国内外に出て世界のサッカー情報を集め、世界のサッカー事情をリアルタイムで配信しよう!というコンセプトで集まった同じ学校に通う学生5人組である。
「蹴球周遊弾」という活動名を付け、5人それぞれの担当地域を割り振り、学校の冬休みを利用して先月それぞれのメンバーが国内外に飛び出した。
それぞれのメンバーの行き先
・山口光 ブラジル
・村中翔一 ドイツ
・岡田浩弥 シンガポール
・三宅修平 西日本(アマチュアサッカー)
・若林玄樹 東日本(アマチュアサッカー)
彼らの旅の軌跡は、現在それぞれの行き先で更新中のブログで確認することが出来る。このブログの中で紹介されているが、ドイツ担当の村中くんは、行き先のドイツにて、ドイツの国民的スターであり爆撃機の異名を持つ、ゲルト・ミュラーや、現在バイエルン・ミュンヘンに所属する宇佐美選手にも会えたそうだ。
※それぞれの旅の行き先で撮影した写真
山口光 ブラジル
村中翔一 ドイツ
岡田浩弥 シンガポール
三宅修平 西日本
若林玄樹 東日本
わくサカ編集部にて、東日本担当の日本国内をまわっている若林くんに日本のアマチュアサッカーに関しての取材を行った。
――今、旅の途中だと思いますが、旅に出る前に考えていたことと、実際に行ってみて感じたことで何か違ったことはありますか?
はい、一番感じたことは、移動の交通費も(学生なので)浮かせたいと思い、出来るだけヒッチハイクをしようと思っていました。行く前はそう簡単に乗せてくれないだろうなと思っていましたが、日本だからか、意外にもたくさんの方々に協力して頂き、すぐに乗せてくれる方が多かったです。もっと苦労すると思っていました。お陰で、短期間で多くの場所をまわることが出来ました。
――すごいですね!ちなみに、旅をしながら(若林くんは、東日本アマチュアサッカー担当)、どんなサッカー関係者の方と会えましたか?
基本的には、アマチュアサッカー担当なので、企業チームの関係者さまや、地域リーグの関係者さまなど、様々な方に会いました。
――そういったアマチュアサッカーの関係者の方に会って、何か印象に残ったことはありますか?
やはり、皆さんがおっしゃられていたことの共通点としては、クラブと地域の密着は、とても大事なんだというのを痛感しました。
――なるほど、具体的には?
クラブ運営に、資金的な面はもちろんですが、資金だけでなくチームでの練習場所の提供を含めたバックアップ、あとは試合での観客も含め、地域の密着によってクラブ経営が成り立って行くのだというのを、関係者の方にお話を聞いて行く中で改めて大事なんだと感じました。
――そういう視点で、東日本の中で特に印象的だったところはありますか?
はい。ありました。特に印象的だったのは、浦和です。J1浦和レッズの本拠地がある浦和のエリアは凄かったです。例えば、駅に選手たちの大きな写真があったり、浦和レッズのマスコット(レディア)の石像が、浦和駅のロータリーに置いてあったり、浦和レッズの看板やのぼりがさまざまな場所に掲げられていたりと、他の街とは目に見える形で違っていて、本当に地域をあげてサッカーを応援していることが分かりました。
――確かに浦和はスゴイですよね。(わくサカ編集部:佐藤奨も埼玉出身)
新潟でもサッカーは盛んな方だと思いますが、ここまではさすがに無いなと思いました。
――ちなみに、もう少しその関係者の方に聞くことが出来た「地域密着」に関して伺いたいのですが、関係者の方がイメージする「地域密着する」というところまでのネックになるところは、どこにあると感じましたか?
はい。やはり一番はクラブの活躍だそうです。クラブが活躍することによって、まずは本拠地の地域に知ってもらえるし盛り上がる。盛り上がって観客が集まることによって、その地域が他の地域にも知ってもらって活性化するし、活性化すれば街がクラブのバックアップをしやすくなっていく。関係者の方は、クラブと地域は持ちつ持たれつなんだとおっしゃってました。そういう意味で、特に大事なのが所属リーグでの成績のようです。やはりいい成績を収めなければ、たくさんの観客を集めることは難しい。
――なるほど。やはりチームの成績は大事なんですね。
そう感じました。ただ、関係者の方々が、成績に対してとてつもなく切迫感を持っているとか、凄く成績向上に向けて焦っているという印象はあまり残っていなくて、まずは地盤をつくることや、コツコツと成長を目指してやっているというのが印象に残っています。活躍は大事ですが、活躍以外の地域貢献という部分も大事なんだろうと感じました。
――しっかり身の丈に合うところからクラブ運営をされているということなんですね。地域密着というのは、時間の掛かることですし、クラブの多くが、まずはそいう地盤を築くというステージにあるということなんですね。とても参考になりました。インタビューのご協力ありがとうございました。
今、世界中をまわっている「蹴球周遊弾」はもうすぐ日本に帰国する予定だ。旅先で、それぞれが得てきたサッカー事情を、今後もブログなどで配信していく予定とのことなので、わくサカ編集部では、今後も彼らのブログなどから配信される気づきや状況報告を楽しみにしていきたい。
「蹴球周遊弾」ブログ
「蹴球周遊弾」Facebookページ
取材・文=わくサカ編集部/佐藤奨(さとうつとむ)
彼ら5人組は、国内外に出て世界のサッカー情報を集め、世界のサッカー事情をリアルタイムで配信しよう!というコンセプトで集まった同じ学校に通う学生5人組である。
「蹴球周遊弾」という活動名を付け、5人それぞれの担当地域を割り振り、学校の冬休みを利用して先月それぞれのメンバーが国内外に飛び出した。
・山口光 ブラジル
・村中翔一 ドイツ
・岡田浩弥 シンガポール
・三宅修平 西日本(アマチュアサッカー)
・若林玄樹 東日本(アマチュアサッカー)
彼らの旅の軌跡は、現在それぞれの行き先で更新中のブログで確認することが出来る。このブログの中で紹介されているが、ドイツ担当の村中くんは、行き先のドイツにて、ドイツの国民的スターであり爆撃機の異名を持つ、ゲルト・ミュラーや、現在バイエルン・ミュンヘンに所属する宇佐美選手にも会えたそうだ。
※それぞれの旅の行き先で撮影した写真
山口光 ブラジル
村中翔一 ドイツ
岡田浩弥 シンガポール
三宅修平 西日本
若林玄樹 東日本
わくサカ編集部にて、東日本担当の日本国内をまわっている若林くんに日本のアマチュアサッカーに関しての取材を行った。
――今、旅の途中だと思いますが、旅に出る前に考えていたことと、実際に行ってみて感じたことで何か違ったことはありますか?
はい、一番感じたことは、移動の交通費も(学生なので)浮かせたいと思い、出来るだけヒッチハイクをしようと思っていました。行く前はそう簡単に乗せてくれないだろうなと思っていましたが、日本だからか、意外にもたくさんの方々に協力して頂き、すぐに乗せてくれる方が多かったです。もっと苦労すると思っていました。お陰で、短期間で多くの場所をまわることが出来ました。
――すごいですね!ちなみに、旅をしながら(若林くんは、東日本アマチュアサッカー担当)、どんなサッカー関係者の方と会えましたか?
基本的には、アマチュアサッカー担当なので、企業チームの関係者さまや、地域リーグの関係者さまなど、様々な方に会いました。
――そういったアマチュアサッカーの関係者の方に会って、何か印象に残ったことはありますか?
やはり、皆さんがおっしゃられていたことの共通点としては、クラブと地域の密着は、とても大事なんだというのを痛感しました。
――なるほど、具体的には?
クラブ運営に、資金的な面はもちろんですが、資金だけでなくチームでの練習場所の提供を含めたバックアップ、あとは試合での観客も含め、地域の密着によってクラブ経営が成り立って行くのだというのを、関係者の方にお話を聞いて行く中で改めて大事なんだと感じました。
――そういう視点で、東日本の中で特に印象的だったところはありますか?
はい。ありました。特に印象的だったのは、浦和です。J1浦和レッズの本拠地がある浦和のエリアは凄かったです。例えば、駅に選手たちの大きな写真があったり、浦和レッズのマスコット(レディア)の石像が、浦和駅のロータリーに置いてあったり、浦和レッズの看板やのぼりがさまざまな場所に掲げられていたりと、他の街とは目に見える形で違っていて、本当に地域をあげてサッカーを応援していることが分かりました。
――確かに浦和はスゴイですよね。(わくサカ編集部:佐藤奨も埼玉出身)
新潟でもサッカーは盛んな方だと思いますが、ここまではさすがに無いなと思いました。
――ちなみに、もう少しその関係者の方に聞くことが出来た「地域密着」に関して伺いたいのですが、関係者の方がイメージする「地域密着する」というところまでのネックになるところは、どこにあると感じましたか?
はい。やはり一番はクラブの活躍だそうです。クラブが活躍することによって、まずは本拠地の地域に知ってもらえるし盛り上がる。盛り上がって観客が集まることによって、その地域が他の地域にも知ってもらって活性化するし、活性化すれば街がクラブのバックアップをしやすくなっていく。関係者の方は、クラブと地域は持ちつ持たれつなんだとおっしゃってました。そういう意味で、特に大事なのが所属リーグでの成績のようです。やはりいい成績を収めなければ、たくさんの観客を集めることは難しい。
――なるほど。やはりチームの成績は大事なんですね。
そう感じました。ただ、関係者の方々が、成績に対してとてつもなく切迫感を持っているとか、凄く成績向上に向けて焦っているという印象はあまり残っていなくて、まずは地盤をつくることや、コツコツと成長を目指してやっているというのが印象に残っています。活躍は大事ですが、活躍以外の地域貢献という部分も大事なんだろうと感じました。
――しっかり身の丈に合うところからクラブ運営をされているということなんですね。地域密着というのは、時間の掛かることですし、クラブの多くが、まずはそいう地盤を築くというステージにあるということなんですね。とても参考になりました。インタビューのご協力ありがとうございました。
今、世界中をまわっている「蹴球周遊弾」はもうすぐ日本に帰国する予定だ。旅先で、それぞれが得てきたサッカー事情を、今後もブログなどで配信していく予定とのことなので、わくサカ編集部では、今後も彼らのブログなどから配信される気づきや状況報告を楽しみにしていきたい。
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取材・文=わくサカ編集部/佐藤奨(さとうつとむ)
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