クラブワールドカップ決勝戦でバルセロナのメッシさんがキレキレだった件。
キレキレなメッシさんをキレキレキレにさしたら大したもんですよ!
クラブ世界一など大会で決めるまでもない、と言わんばかりの圧勝劇。18日に行なわれたクラブワールドカップ決勝は、欧州代表のバルセロナが南米代表のサントスを一蹴。前半だけで3得点したばかりか、試合を通じてほとんどサントスにチャンスを与えず、ボール支配率は70%以上という大人と子供のような戦い。バルセロナの選手が「サントスは強かった」「難しい試合だった」と相手を讃える言葉を繰り返せば繰り返すほど、逆に嫌味に聞こえてくるような戦いぶりでした。
戦術的なことについては世界で数多のバルサ研究本も出ているほどですが、そんなパズルゲームのような話以前の部分でどうにもならない差を感じずにはいられません。とにかく止める・蹴るの正確さは、コンピュータゲームのようにほとんどミスがありません。サッカーというと、ボールに触れば触るほどミスの可能性が高まるスポーツのはずが、バスケットボールのような正確さでパスをクルクル回してしまうのですから驚きです。
あの正確さがあってこそ、選手の位置を極端に偏らせたりすることにも意味があるというもの。ボールを取られないから万一に備えていろいろなところに選手を置く必要もない。だからヨソから選手が寄ってきてサポートできる。すると相手は自分たちの形を崩さざるを得ない。空いたところで自由にできるからサイドバックもガンガン上がる。でも取られないからピンチにならない。追っ掛け回せば疲れるし、追い掛けなくても狭い所をスルスル抜けてくる。これじゃあ研究するより走り込みでもしたほうがマシです。
まるでマスゲームのような美しさ。相手がボールを持てば一番パスを出しやすそうなところの中間にバルサの選手が自動的に配置され、それは将棋の達人の盤面のよう。攻撃・守備の局地戦では、両チームの人数が違うかのようにバルサの選手が次々に現れ、ピッチの一番端から反対端の選手の動きさえ連動している始末。せめてメッシだけでも止めようと3人で突っ込んでも、普通に3人くらいなら抜いてくる技術の差。「そっちは手で触ってもいいよ」って言われても勝てるかどうかさえ怪しいところ。何かもう強いとかスゴイとか悔しいとかを通り越して、ただただ2時間笑うしかありませんでしたね。
ということで、「さすが世界一、日本の茶番など意にも介さない」などと思いつつ、18日の「クラブワールドカップ決勝 バルセロナVSサントス戦」についてチェックしていきましょう。
◆向こうは世界一、コッチは日本レベル!まともに相手にされても逆に困る!
トヨタプレゼンツなのに何故か決勝戦を行なうこととなった日産スタジアム。バルセロナのプレーを一目見ようと6万8千人の大観衆が詰め掛けました。もちろんこれは日本国内的には超満員ではありますが、バルサのホームであるカンプ・ノウはほぼ10万人を収容できる超巨大スタジアム。当然陸上用トラックなどありません。世界一とはそういうレベルの話なのか…改めて気が遠くなる想いです。
しかし、世界一のバルサはそんな小さなことなど気にしません。オープニングセレモニーでどこからか現れて日本トップレベルのカラオケを披露したKyleeさんについても気にしません。何故かピッチの中央にヒョコヒョコやってきた仮装大賞優勝者みたいな富士山のハリボテも気にしません。リーガ・エスパニョーラでのプレー経験を持つ解説者が、以前見たときの倍くらいのアンパンマンになっていても気にしません。国内で5本の指に入る大規模放送局の実況が「メッシVSネイマール」と怪獣戦争みたいなフレーズを連呼しても気にしません。スタジオに武田がいても気にしません。世界一はイチイチそんなこと気にしないのです。
試合は最初から最後まで一方的なバルサペース。この大会の存在意義を揺るがすような圧倒ぶりには、見ているコチラが「バルサさんすみませんでした」「こんな遠くまでフルメンバーで来ていただきまして…」「ほらっ、サントス!お前も謝れ!」と恐縮してしまうほど。しかもバルサさんは大事な選手がお二人ほど負傷され、お一人はすねを骨折する重傷だとか。それでもこのタイトルに全力を注ぎ、心から勝利を喜べるのですから、バルサさんはなるほど「真の世界一」。獲るべくして獲ったタイトルでした。
↓4点どれもが芸術品!柏を一蹴したサントスさえ糞弱く見せる魔法のサッカー!
グーグル検索:「ツナミ 音量 下げる 方法」
グーグル検索:「メッシ ネイマール 対決 いつ始まる」
グーグル検索:「バルサに 勝つ 方法」
グーグルさんは教えてくれないことばかり…!
誰だよ…ネイマールなら何とかしてくれるって言ってたの…。
そんなバルセロナのメッシさんについて、試合以外の部分で話題になっているもよう。何でも、中継した日テレが優勝セレモニーも済まないうちにメッシさんを呼び出し、メッシさんをブチギレさせたというのです。その模様がテレビで生中継されると、ネットの掲示板やらSNSでは中継した日テレや質問をした明石家さんまさんに対する怒りの声が駆け巡っていました。
確かに、メッシさんも愉快な気分にはならなかったでしょう。まだ仲間と喜びを分かち合っている途中なのに呼び出され、誰なのかもわからない日本のコメディアンに囲まれ、時間がないから1問だけに限定した質問が「老後はどうしはるんですか?」だったのですから。キョトンとして引き上げたことは想像に難くありません。
しかし、一部で煽られているような形でのブチギレなどはありませんでした。喜びの輪に早く戻ろうと焦る姿はあっても、誰かに怒りをぶつけることなど微塵もありません。そもそも彼ら天上人にすれば、「今日のゴールはいかがでしたか?」といった質問も、どうでもいい度合では「老後の過ごし方」と変わらないもののはず。プレーを見ても何もわからない連中が、わかりもしないことを聞きにくる日々にウンザリしてさえいるかもしれません。それでも毎日毎日同じことを、違う場所で繰り返し繰り返し答えているのが「世界一の選手」なのです。
そんな「世界一の選手」が、質問が下らないという理由でいちいちブチギレていてはキリがありません。メッシさんが本当にブチギレていると思っている人がいるなら、それはメッシさんを見くびっているのではないでしょうか。メッシさんレベルのメディア対応力・経験値を持つ選手を一言でキレさせるのは至難の業。いくら明石家さんまさんが話芸の達人でも、通訳を介したトークでそれだけの爆発力を出すのは困難というものです。もしそんな魔法の一言があるなら、それこそ試合中に使うべき。そうしたらメッシさんがブチギレの末に頭突きで一発退場してくれて、バルセロナに勝てるかもしれませんからね。
↓動画で見れば一目瞭然!メッシさんはまったくキレてなどいない!
メッシさんがスタジオに呼ばれる
↓
日本のバロンドール候補・澤穂希さんらが迎え入れる
↓
「1分!」「ウノ!」「1問だけ!」などの声が飛び交う
↓
さんまさんがメッシさんにベンチコートを掛けに行く気遣い風小ボケ
↓
1問だけのお達しに動揺するさんまさん
↓
仕切りのアナウンサーは澤さんにその1問を託そうとするも、澤さんは「表彰式で会うから(聞きたいことがあればそのときに聞く)」とやんわり拒否
↓
「自分が行くしかない」とさんまさんは日本を代表する小ボケをぶつける
↓
さんま:「サッカーの質問はみんなで聞いてるやろから、老後はどうしはるんですか?」
↓
一同苦笑するもメッシさんは意にも介さず
↓
メッシ:「まだ時間があるので、引退したら考えます」
↓
スタスタと歓喜の輪へ戻る
これがTBSの中継であったなら加藤浩次さんが、テレ朝の中継であったなら矢部浩之さんが、フジテレビの中継であったならとんねるずさんあたりが「1問」の役をつとめたのでしょうか。「スポーツにお笑いを持ち込むな」とメッシさんに成り代わってお嘆きのバルサファンの方も多いようですが、スポーツに限らず日本のトークショウはほぼコメディアンの独擅場。NHK以外はどこも状況に大差ないのです。それが日本の文化であり日本の風土なのですから、どうこう言っても詮無きこと。
むしろ嘆くならば、コメディアン以上に痛烈かつ的確な質問をぶつけ、なおかつ番組を盛り上げられるようなサッカー畑の人間がいないことでしょう。「じゃあ誰だったらよかったのか?」…僕はその「1問」に答えを出せずにいます。これぞという人物が思い浮かばないのです。しゃべりが上手いだけでもサッカーを知っているだけでもなく、サッカーの楽しさを初見の人にも平易に伝えつつ、選手を唸らせる言葉のクサビを射ち込めるような人物。いっそこうなったら長谷部誠さんあたりに、若干早めにキャスター業を開始してもらうしかないかもしれませんね。
↓ということですので、さんまさん元気出してくださいね!
さんま:「来てもらうのはありがたいんですけど、僕何にも聞けないから」
さんま:「来てもらうのはありがたいんですけど、僕何にも聞けないから」
さんま:「来てもらうのはありがたいんですけど、僕何にも聞けないから」
この場をダンマリでやり過ごした北澤豪さん・城彰二さんに「巧」です!
クラブ世界一など大会で決めるまでもない、と言わんばかりの圧勝劇。18日に行なわれたクラブワールドカップ決勝は、欧州代表のバルセロナが南米代表のサントスを一蹴。前半だけで3得点したばかりか、試合を通じてほとんどサントスにチャンスを与えず、ボール支配率は70%以上という大人と子供のような戦い。バルセロナの選手が「サントスは強かった」「難しい試合だった」と相手を讃える言葉を繰り返せば繰り返すほど、逆に嫌味に聞こえてくるような戦いぶりでした。
あの正確さがあってこそ、選手の位置を極端に偏らせたりすることにも意味があるというもの。ボールを取られないから万一に備えていろいろなところに選手を置く必要もない。だからヨソから選手が寄ってきてサポートできる。すると相手は自分たちの形を崩さざるを得ない。空いたところで自由にできるからサイドバックもガンガン上がる。でも取られないからピンチにならない。追っ掛け回せば疲れるし、追い掛けなくても狭い所をスルスル抜けてくる。これじゃあ研究するより走り込みでもしたほうがマシです。
まるでマスゲームのような美しさ。相手がボールを持てば一番パスを出しやすそうなところの中間にバルサの選手が自動的に配置され、それは将棋の達人の盤面のよう。攻撃・守備の局地戦では、両チームの人数が違うかのようにバルサの選手が次々に現れ、ピッチの一番端から反対端の選手の動きさえ連動している始末。せめてメッシだけでも止めようと3人で突っ込んでも、普通に3人くらいなら抜いてくる技術の差。「そっちは手で触ってもいいよ」って言われても勝てるかどうかさえ怪しいところ。何かもう強いとかスゴイとか悔しいとかを通り越して、ただただ2時間笑うしかありませんでしたね。
ということで、「さすが世界一、日本の茶番など意にも介さない」などと思いつつ、18日の「クラブワールドカップ決勝 バルセロナVSサントス戦」についてチェックしていきましょう。
◆向こうは世界一、コッチは日本レベル!まともに相手にされても逆に困る!
トヨタプレゼンツなのに何故か決勝戦を行なうこととなった日産スタジアム。バルセロナのプレーを一目見ようと6万8千人の大観衆が詰め掛けました。もちろんこれは日本国内的には超満員ではありますが、バルサのホームであるカンプ・ノウはほぼ10万人を収容できる超巨大スタジアム。当然陸上用トラックなどありません。世界一とはそういうレベルの話なのか…改めて気が遠くなる想いです。
しかし、世界一のバルサはそんな小さなことなど気にしません。オープニングセレモニーでどこからか現れて日本トップレベルのカラオケを披露したKyleeさんについても気にしません。何故かピッチの中央にヒョコヒョコやってきた仮装大賞優勝者みたいな富士山のハリボテも気にしません。リーガ・エスパニョーラでのプレー経験を持つ解説者が、以前見たときの倍くらいのアンパンマンになっていても気にしません。国内で5本の指に入る大規模放送局の実況が「メッシVSネイマール」と怪獣戦争みたいなフレーズを連呼しても気にしません。スタジオに武田がいても気にしません。世界一はイチイチそんなこと気にしないのです。
試合は最初から最後まで一方的なバルサペース。この大会の存在意義を揺るがすような圧倒ぶりには、見ているコチラが「バルサさんすみませんでした」「こんな遠くまでフルメンバーで来ていただきまして…」「ほらっ、サントス!お前も謝れ!」と恐縮してしまうほど。しかもバルサさんは大事な選手がお二人ほど負傷され、お一人はすねを骨折する重傷だとか。それでもこのタイトルに全力を注ぎ、心から勝利を喜べるのですから、バルサさんはなるほど「真の世界一」。獲るべくして獲ったタイトルでした。
↓4点どれもが芸術品!柏を一蹴したサントスさえ糞弱く見せる魔法のサッカー!
グーグル検索:「ツナミ 音量 下げる 方法」
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グーグルさんは教えてくれないことばかり…!
誰だよ…ネイマールなら何とかしてくれるって言ってたの…。
そんなバルセロナのメッシさんについて、試合以外の部分で話題になっているもよう。何でも、中継した日テレが優勝セレモニーも済まないうちにメッシさんを呼び出し、メッシさんをブチギレさせたというのです。その模様がテレビで生中継されると、ネットの掲示板やらSNSでは中継した日テレや質問をした明石家さんまさんに対する怒りの声が駆け巡っていました。
確かに、メッシさんも愉快な気分にはならなかったでしょう。まだ仲間と喜びを分かち合っている途中なのに呼び出され、誰なのかもわからない日本のコメディアンに囲まれ、時間がないから1問だけに限定した質問が「老後はどうしはるんですか?」だったのですから。キョトンとして引き上げたことは想像に難くありません。
しかし、一部で煽られているような形でのブチギレなどはありませんでした。喜びの輪に早く戻ろうと焦る姿はあっても、誰かに怒りをぶつけることなど微塵もありません。そもそも彼ら天上人にすれば、「今日のゴールはいかがでしたか?」といった質問も、どうでもいい度合では「老後の過ごし方」と変わらないもののはず。プレーを見ても何もわからない連中が、わかりもしないことを聞きにくる日々にウンザリしてさえいるかもしれません。それでも毎日毎日同じことを、違う場所で繰り返し繰り返し答えているのが「世界一の選手」なのです。
そんな「世界一の選手」が、質問が下らないという理由でいちいちブチギレていてはキリがありません。メッシさんが本当にブチギレていると思っている人がいるなら、それはメッシさんを見くびっているのではないでしょうか。メッシさんレベルのメディア対応力・経験値を持つ選手を一言でキレさせるのは至難の業。いくら明石家さんまさんが話芸の達人でも、通訳を介したトークでそれだけの爆発力を出すのは困難というものです。もしそんな魔法の一言があるなら、それこそ試合中に使うべき。そうしたらメッシさんがブチギレの末に頭突きで一発退場してくれて、バルセロナに勝てるかもしれませんからね。
↓動画で見れば一目瞭然!メッシさんはまったくキレてなどいない!
メッシさんがスタジオに呼ばれる
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日本のバロンドール候補・澤穂希さんらが迎え入れる
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「1分!」「ウノ!」「1問だけ!」などの声が飛び交う
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さんまさんがメッシさんにベンチコートを掛けに行く気遣い風小ボケ
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1問だけのお達しに動揺するさんまさん
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仕切りのアナウンサーは澤さんにその1問を託そうとするも、澤さんは「表彰式で会うから(聞きたいことがあればそのときに聞く)」とやんわり拒否
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「自分が行くしかない」とさんまさんは日本を代表する小ボケをぶつける
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さんま:「サッカーの質問はみんなで聞いてるやろから、老後はどうしはるんですか?」
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一同苦笑するもメッシさんは意にも介さず
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メッシ:「まだ時間があるので、引退したら考えます」
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スタスタと歓喜の輪へ戻る
これがTBSの中継であったなら加藤浩次さんが、テレ朝の中継であったなら矢部浩之さんが、フジテレビの中継であったならとんねるずさんあたりが「1問」の役をつとめたのでしょうか。「スポーツにお笑いを持ち込むな」とメッシさんに成り代わってお嘆きのバルサファンの方も多いようですが、スポーツに限らず日本のトークショウはほぼコメディアンの独擅場。NHK以外はどこも状況に大差ないのです。それが日本の文化であり日本の風土なのですから、どうこう言っても詮無きこと。
むしろ嘆くならば、コメディアン以上に痛烈かつ的確な質問をぶつけ、なおかつ番組を盛り上げられるようなサッカー畑の人間がいないことでしょう。「じゃあ誰だったらよかったのか?」…僕はその「1問」に答えを出せずにいます。これぞという人物が思い浮かばないのです。しゃべりが上手いだけでもサッカーを知っているだけでもなく、サッカーの楽しさを初見の人にも平易に伝えつつ、選手を唸らせる言葉のクサビを射ち込めるような人物。いっそこうなったら長谷部誠さんあたりに、若干早めにキャスター業を開始してもらうしかないかもしれませんね。
↓ということですので、さんまさん元気出してくださいね!
さんま:「来てもらうのはありがたいんですけど、僕何にも聞けないから」
さんま:「来てもらうのはありがたいんですけど、僕何にも聞けないから」
さんま:「来てもらうのはありがたいんですけど、僕何にも聞けないから」
この場をダンマリでやり過ごした北澤豪さん・城彰二さんに「巧」です!
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