海外FA宣言していた和田毅は、ボルチモア・オリオールズ=BALと2年総額815万(6億3600万円)ドルで契約したようだ。

今の年俸が3億3000万円だから、ほぼスライドという感じ。この条件を和田が呑んだのは、今のNPBに対するMLBの評価を冷静に認識していたからだろう。
今年の7月まで在籍していた上原浩治を獲得したフロント幹部が、和田に注目していたという。

和田の成績を今期のBALの投手陣に当てはめてみる。

ボルチモア・オリオールズ先発投手陣と和田毅の比較はこちら





ダントツのエースということになるが、そうはいかないだろう。ただ、BALはここから先発投手が抜けることはあっても、大物が加入する可能性は低い。和田への期待は高い。年俸もトップクラスであることがわかる。

BALが所属するアリーグ東地区は、MLBで一番打撃力が強い地区だ。ニューヨーク・ヤンキース=NYY、ボストン・レッドソックス=BOS、トロント・ブルージェイズ=TORという強豪に和田がどう立ち向かっていくか。
順調に勝ち進めばいいが、失敗すれば中継ぎ転向の可能性があるのは上原と同様だろう。
⇒和田毅はMLBで通用するか?

まずは、開幕から順調にローテを守れるかどうかだ。シーズン後半までローテを守れば、松坂大輔との対戦も見られるかもしれない。
滑り出しにかかっているように思う。