関東で若者を中心に注目を集めているFacebookのリアル版マンション「ソーシャルアパートメント」を企画・運営する株式会社グローバルエージェンツ(本社:東京都渋谷区)は11日、東京・麻布十番において、月額4万円台で利用できる超都心型セカンドハウス『SAクラウド』をオープンしたと発表した。今回、25人のモニター利用者を募集し、α版として運用する。

 同社は、従来のワンルームマンションに+αの空間である豪華な「共用ラウンジ」をシェアする革新的な賃貸スタイル「ソーシャルアパートメント」を展開しており、空間に加えて時間をシェアする“タイムシェア”のシステムを導入することにより、「超都心」で安価にセカンドハウスのある暮らしを実現した。

 『SAクラウド』の特徴は、「超都心」物件をタイムシェアで利用できること。従来のタイムシェアは、リゾートマンションや別荘などを年間1週間単位で利用することで安価にリゾートの別荘が利用できるシステムだが、『SAクラウド』は都心物件をタイムシェアして利用することで、主たる住居の他にセカンドハウスとして利用できる部屋を持つことができるシステム。利用にあたっては、月額4万7,600円で月13日までを上限として部屋を利用することができる。

 また、『SAクラウド』は、個人のストレージスペースがあり、そこにスーツやシャツ・部屋着などの衣服、シャンプーやスポンジなどのアメニティ、枕や布団などを保管することができる。ホテルでは私物を保管できないため、次の日の着替えがない、使い慣れているシャンプーやヘアワックスなどが使えない、部屋着がないなどの不都合を解消することができる。この「自分の所有物を保管し、いつでも利用可能」という点が、ホテルとは異なる最大の特徴となっている。

 『SAクラウド』を利用することで、想定していない残業でも、飲み過ぎて終電をなくしても、明日のアポが早くて都心に泊まっておきたいときも、その時のニーズでいつでも都心に泊まれる場所ができる。また、普通に住むと10万円以上する超都心物件であっても、タイムシェアして住むことで安く借りられるため、平日は都心で仕事に集中して、残った予算で週末は郊外で過ごすという、場所に縛られないライフスタイルが実現する。

 物件は、地下鉄南北線・大江戸線「麻布十番」駅より徒歩6分の8階建てのマンションを「ソーシャルアパートメント」としてリノベーションした(2011年8月1日オープン)。このうち一部である3〜4階部分の12部屋がクラウド対象部分となっており、今回α版のサービスとして25人のモニター利用者を募集する。