イタリア紙が長友と内田の日本人対決を絶賛「まるで黒澤映画。日出ずる国のサッカーは偉大」

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 13日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦で、シャルケが2−1でインテルを下し、2戦合計スコア7−3でクラブ史上初となる準決勝進出を決めた。

 インテルDFの長友佑都とシャルケDFの内田篤人は、ともに先発フル出場。序盤から両者が激しくぶつかり合う展開となったが、日本人初となるベスト4の舞台に駒を進めたのは内田となった。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、長友にチーム最高点となる「6.5」をつけ、チームのマン・オブ・ザ・マッチに選出。「長友はマンガではないし、キャプテン翼から生まれてきたわけではない。それでも、1時間に渡り(イタリアのポップシンガー)ジョヴァノッティの歌の高まりのように、サイドで上下動を繰り返した。彼をレギュラーのままにしてくれ」と、敗戦チームながらも高い評価を下した。

 同紙は、第1戦に続き安定したパフォーマンスを見せた内田にも「6.5」の高評価。「長友との決闘は黒澤映画の一幕のようだった。チャンピオンズリーグでの日本人対決により、日出ずる国のフットボールが偉大なものとなった」と、2人の対決を称えるとともに、日本サッカー界へ賛辞を送っている。

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