漫画家、タレントのやくみつる(52)が「しんぶん赤旗日曜版」に連載する4コマ漫画で、3月20日号に大震災の報道を前にした自らの姿を描いて心境を明かしている。

やくみつるの4コマ漫画『やく・みつるの小言・大言』は同紙に隔週連載されており、毎回ユーモアと皮肉がきいた内容で楽しませてくれる。
だが東日本大震災後の掲載となった3月20日号で彼は4コマにわたり『テレビで流れる被災地の状況を前に考え込むやくみつるの姿』のみを描いているのだ。
彼は「漫画家は何もできない」と無力を感じることを明かしている。また仙台に1人で暮らす母親について、無事は確認できたものの呼び寄せることもできないと気にする。
「漫画家は発想が勝負の商売なのに、今は思考が停止したまま」というのが彼の現在の心境なのだ。彼は今、そんな自分をさらけ出すことしかできないと結んでいる。

今後、被災地の復興に向けて政府、自治体、そして国民が様々に動き出す。そんな状況を『やくみつる流』で本質を突いた漫画で表現して欲しい。読者達は早く彼の思考が回りだすことを待っている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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【参考】
「しんぶん赤旗」日曜版2011年3月20日号