Caos Caos Caos「tear drops」 / 2011年02月23日発売 / 1,050円 (税込) / GZCA-7160

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 今年15年目を迎えた人気アニメ『名探偵コナン』。1月某日、都内スタジオにて行われている同作のアフレコ現場に、15周年第1弾のオープニングソングを歌う女性ダンス・ヴォーカル・グループ「Caos Caos Caos」(カオス カオス カオス)のヴォーカル・白石乃梨が、特製の“コナン君ケーキ”を持って15周年のお祝いに駆けつけた。

 Caos Caos Caosは、2月23日に発売となるデビューシングル「tear drops」で『名探偵コナン』との夢のコラボを実現。オープニング映像では、Caos Caos Caosの白石乃梨がアニメーションとして登場し、オープニングソング「tear drops」のミュージックビデオで実際に踊るダンスを披露している。主題歌を担当するアーティストがアニメーションで登場するのは、コナン15年の歴史の中でも初の試みとなる。

 プロデューサーの北田氏は「今回15周年の第1弾ということで、当然こちらも気合いが入っていました!」とコメント。映像が完成するまでにはかなりの苦労もあり、於地監督は「実写の動きをその通りに描くというのは、アニメーションの世界では実は苦手な分野なんです。アニメは絵空事というか、アニメーターも、実際のものより誇張して描いたり、ロボットだとか実際には無いものを想像して描いたりという方が多いので。しかしその、実写の動きをその通りに描くという、とても苦手にしているところを敢えて、今回頑張ってチャレンジしました。」と述べている。

 現場では、元々1秒30フレームで撮影されたCaos Caos Caosのダンスの参考映像(動画)を、アニメーション用に1秒24コマに変えて、それをプリントアウトしたものからキーポーズだけを抜粋して、さらにアレンジを加え、良いポーズの所を繋げて、その間を埋めて行くという作業を行ったという。アニメ制作会社の山川氏は「この作業が得意なアニメーターが、『今年4月に公開の劇場版コナン「沈黙の15分(クォーター)」用の自分の作業を止めてでもやりたい』と言ったほどの渾身のオープニング映像」と述べている。

 チーフ・プロデューサーの諏訪氏は「一度聴いて好きになりました。アバンコメント(オープニングテーマ曲のイントロに乗って聞こえてくる、コナン君のナレーション・コメント)の、“まぶたを腫らして心に染みる 涙はすべてのドラマの始まり”という、あのコメントは今回の楽曲からイメージした。それほど影響力がすごく大きかったんです。とにかく(今回のオープニングソングを決める時に)かなり早い決断が出来たのは、構成も含めた楽曲の良さだったんです。コナンの看板として先頭を突っ走って頂きたいですね」と絶賛。

 主人公・江戸川コナン役の声優・高山みなみは「新しい曲になる度に最初は戸惑いがあるんですけれども、今回の曲は今までの曲よりも、スタートのテンポが若干ですがゆっくり目なので、(アバンコメントを)慌てずに言うことが出来て(笑)、曲の流れもすごく良いですし、オープニングを初めて観た時も、“あっ、こういうことだったんだ〜”ってすごくよく分かって」と仕上がりに太鼓判を押した。

 しかし、当のCaos Caos Caos 白石本人には知らされておらず、1月8日の初回オンエアを自宅で観ていた白石は「あれ?自分とそっくりな洋服を着ている子が踊っているけど?」と不思議に思い、思わずスタッフに電話したという。

 白石は「小学生の頃からコナンを見ていた」と語るほど、大のコナンファンとあって、アフレコ現場を初見学し、コナン役の高山みなみを前に緊張。「自分の楽曲もコナンの一部なんだと感じることができれて、またみなさんの“コナン”への愛がヒシヒシと伝わってきました!」と、あこがれの“聖地”訪問に感無量の様子だった。

Caos Caos Caos - アーティスト情報
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