ポーツマス、トッテナム下してFA杯決勝進出
11日に行われたFAカップ準決勝で、ポーツマスが延長戦の末にトッテナムを2−0で下し、決勝にコマを進めた。

リーグ戦ではCL出場圏内を狙うトッテナムと、すでに2部降格が決まったポーツマス。トッテナムの指揮官は2年前にポーツマスをFAカップ優勝に導いたレドナップ監督と、試合前から話題に事欠かない対戦だったが、互いに激しい撃ち合いとなった試合は90分を終えても0−0だった。
延長に入り、トッテナムはパヴリュチェンコが決定的チャンスにふかしてしまうと、その直後の延長前半9分、FKに合わせたピキオンヌがポーツマスに先制点をもたらした。トッテナムもその数分後、クラウチがネットを揺らすが、これは事前にファウルがあったとして認められず。逆にポーツマスは元スパーズのボーテングがPKでだめ押し点を決めた。

ポーツマスのアヴラム・グラント監督は試合後、「今シーズンいろいろあったことを考えると素晴らしい成果だ。(2月の)ある日、私はこのクラブにやって来て、翌週には(破産で)クラブはなくなると聞いた。我々はその日暮らしをしてきたが、ファイナルまで到達することができた」と話した。

そのグラント監督は、決勝で古巣のチェルシーと対戦することになる。