インテルの勝利で幕を閉じたミラノダービー後の論争は、まだ終わっていない。インテルのディレクターとミランの副会長は、それぞれのポジションを変えないようだ

インテルのエルネスト・パオリッロ代表取締役は、レフェリーのジャッジに対する不満をあらわにしていたジョゼ・モウリーニョ監督に同意する考えをすでに示している。レーガ・カルチョの玄関前で記者の質問に応じた同氏は、「ふたつのクラブの関係は、常に最高のものだった。個人レベルでも、クラブレベルでもね」と話している。

一方、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、「何も言うことはない」と、今回の件についてはコメントをしたがらなかった。

「私の友人である(監督の)レオナルドと同様、私は技術面以外のことは話さない。私の考えは、自分の中にしまっておく。ミラノのもうひとつのクラブ(インテル)について、これ以上のことを話すつもりはない」

ガッリアーニ副会長は、27日のコッパ・イタリア準々決勝でウディネーゼに敗れたことについてもコメント。「もちろん、試合に負けたときはいつでも悲しいものだ。非常に好調で、たくさんのポジティブなものが見えた時期だった。しかし、厳しい3日を過ごすことになってしまったね」と、悔しさを滲ませている。