女性にも好かれる!アクリルキーボードの人気の秘密を聞く
キーボードはパソコンには欠かせない必需品だ。とくにキーボードに対しては、キーの打鍵・質感・フォルム・大きさ・カラーなど、こだわりをもつユーザーも多い。そうしたニーズから、さまざまなデザインのキーボードが製品として生み出されている。大手量販店やパソコンショップで、キーボードのコーナーが広くスペースをとっているのも、それだけキーボードにこだわりを持つ人が多い証拠だろう。
キーボードの世界で、最近ひときわ話題を振りまいている商品がある。リンクスインターナショナルが販売するEnermax Technology製キーボード「ACRYLUX(アクリラックス)」だ。
この「ACRYLUX」は、男性だけでなく、女性にも人気のあるキーボードなのだという。
なぜ、「ACRYLUX」は女性にも人気があるのだろうか? また、どのように誕生したのかも気になるところだ。
そこで今回は、Enermax Technology日本法人 株式会社クーラージャイアントの 松崎 徹也 氏に、「ACRYLUX」の展開と人気の秘密を伺ってみた。
■おしゃれな空間でも使えるデザインのキーボードを
Enermax Technologyと言えば、組み立てパソコン用の高級電源ユニットを提供しているメーカーというイメージが強い。そのEnermax Technologyが開発した「ACRYLUX」は、どこが、ほかのキーボードと違うのだろう。
「価格は若干高いけれども、素材や作り、デザインにこだわったキーボードを提供していきたいんです。」と、ただ文字を打つだけの道具だけではないワンランク上のキーボードを目指していると、松崎氏は語る。
きれいなオフィスや家庭のリビングなど、デザインにこだわるユーザーにも応えられる製品を目指しているという。一般にキーボードというと、実用品や事務用品的なデザインが多く、おしゃれなスタジオやオフィス、モデルルームでも映えるデザインと実用性をもった製品が出来上がったという。
■薄く、堅く、アクリルへの挑戦
「ACRYLUX」は、スリムでスタイリッシュなキーボードだ。
このスリムさを実現しているのが、パンダグラフ式キーとアクリル素材の本体だ。
●今や主流のパンタグラフ式
パンダグラフ式キーは、今では主流のノートPCに多く使われている機構だ。ストロークが小さく、少ない力でキーを打てるので手や指の負担の少ないキーだ。ストロークが小さいことから、ベテランのPCユーザーにはパンタグラフ式を嫌うユーザーもいたが、ノートPCの普及により、広く一般に受け入れられる方式になっている。
パンタグラフ式キーは、ストロークが小さいため、キーボード部を薄くできるというメリットがある。
以前は、ノートPCなどのパンタグラフキーは、キートップが外れやすいという弱点もあった。その点を伺うと、
「今は、もうほとんどないですね。パンタフラフ式のノートパソコンが普及したことで、パンタグラフ式キーは非常に開発が進んでいます。問題はないですね。」と、松崎氏は現在では安心して使えることを教えてくれた。
またパンタグラフ式には、いくつかの種類があるのだが、最適と思われるものを採用しているという。
●アクリルのキーボード製造は簡単でなかった
「ACRYLUX」の最大の特長ともいえるのが、ボディで使われている美しいアクリル素材だ。アクリルは加工が難しいと言われているわけだが、あえてアクリル素材を使った理由はなにか? アクリルでキーボードを作るうえでの苦労もあわせて伺ってみた。
「アクリル素材を使った理由ですが、薄く出来て見栄えが非常に良くなるところと、今までアクリル素材のキーボードがなかったので、使ってみました。」と松崎氏は、チャレンジ魂が、この製品を生み出したことを教えてくれた。
続けて松崎氏は、アクリルで製品をつくる難しさを語ってくれた。
「アクリル素材を加工する場合、PCケースのように平面で平らなものを加工するのは非常に簡単なんですが、キーボードのように厚いところや薄いところがある場合には、加工が非常に難しくなるのです。」
また透過性のあるアクリル素材は、重ね合わせるときにホコリが入ると、はっきりと見えてしまうそうだ。また、アクリルとしてた最高硬度7Hの素材を使用しても、貼り合わせを失敗すると反ってしまうとのことで、製造工程でのロスも通常のキーボードよりも多いため、生産コストも非常に高くついたという。
今後の展開としては、新社会人や新入生をターゲットに、アルミ素材の超薄型キーボードやレザー(皮)素材を活かしたキーボードは出来ないかと、検討中だという。
■意外!女性にも人気がある「ACRYLUX」
「ACRYLUX」のお客さんの評判は、どうなのだろうか? 秋葉原のパソコンショップの中でも、キーボードを数多く取り揃えている「クレバリー2号店」でお話しを伺ってみた。
「そうですね。非常に綺麗なキーボードなので、男性の方だけでなく、女性の方からも支持の高いキーボードになりますね。表面が非常に丈夫なアクリル素材を使っていて、裏のほうもしっかりとアクリル素材でコーティングされていますので、耐久性も高く、非常に人気のキーボードになります。」とのこと。
とくに「ACRYLUX」の無線タイプは、ワイヤレスということもあり、デザインを気にする女性にも人気があるそうだ。
ちなみに人気のモデルはブラックで、ブラックとオレンジの配色が好まれているという。キーボード全体から見ても、無線タイプのキーボードはとくに人気が高いという。
このクレバリー2号店は、常に200種類以上のキーボードと100種類以上のマウスを取り揃えており、お客さんがいつ来ても満足できる状態になっている。ちなみに、同店にはオリジナルの580円のキーボードや498円のマウスもあり、秋葉原お土産としても人気だという。
■「ACRYLUX」製品情報
■クレバリー
■ITライフハックがブログでもオープン
■ITライフハック Twitter
■PC匠(たくみ)道の記事をもっとみる
・厚さ9.2mm!超薄型キーボード「ACRYLUX」の機能美に迫る
キーボードの世界で、最近ひときわ話題を振りまいている商品がある。リンクスインターナショナルが販売するEnermax Technology製キーボード「ACRYLUX(アクリラックス)」だ。
この「ACRYLUX」は、男性だけでなく、女性にも人気のあるキーボードなのだという。
そこで今回は、Enermax Technology日本法人 株式会社クーラージャイアントの 松崎 徹也 氏に、「ACRYLUX」の展開と人気の秘密を伺ってみた。
■おしゃれな空間でも使えるデザインのキーボードを
Enermax Technologyと言えば、組み立てパソコン用の高級電源ユニットを提供しているメーカーというイメージが強い。そのEnermax Technologyが開発した「ACRYLUX」は、どこが、ほかのキーボードと違うのだろう。
「価格は若干高いけれども、素材や作り、デザインにこだわったキーボードを提供していきたいんです。」と、ただ文字を打つだけの道具だけではないワンランク上のキーボードを目指していると、松崎氏は語る。
きれいなオフィスや家庭のリビングなど、デザインにこだわるユーザーにも応えられる製品を目指しているという。一般にキーボードというと、実用品や事務用品的なデザインが多く、おしゃれなスタジオやオフィス、モデルルームでも映えるデザインと実用性をもった製品が出来上がったという。
■薄く、堅く、アクリルへの挑戦
「ACRYLUX」は、スリムでスタイリッシュなキーボードだ。
このスリムさを実現しているのが、パンダグラフ式キーとアクリル素材の本体だ。
●今や主流のパンタグラフ式
パンダグラフ式キーは、今では主流のノートPCに多く使われている機構だ。ストロークが小さく、少ない力でキーを打てるので手や指の負担の少ないキーだ。ストロークが小さいことから、ベテランのPCユーザーにはパンタグラフ式を嫌うユーザーもいたが、ノートPCの普及により、広く一般に受け入れられる方式になっている。
パンタグラフ式キーは、ストロークが小さいため、キーボード部を薄くできるというメリットがある。
以前は、ノートPCなどのパンタグラフキーは、キートップが外れやすいという弱点もあった。その点を伺うと、
「今は、もうほとんどないですね。パンタフラフ式のノートパソコンが普及したことで、パンタグラフ式キーは非常に開発が進んでいます。問題はないですね。」と、松崎氏は現在では安心して使えることを教えてくれた。
またパンタグラフ式には、いくつかの種類があるのだが、最適と思われるものを採用しているという。
Enermax Technologyのアクリルキーボード「ACRYLUX」 |
●アクリルのキーボード製造は簡単でなかった
「ACRYLUX」の最大の特長ともいえるのが、ボディで使われている美しいアクリル素材だ。アクリルは加工が難しいと言われているわけだが、あえてアクリル素材を使った理由はなにか? アクリルでキーボードを作るうえでの苦労もあわせて伺ってみた。
「アクリル素材を使った理由ですが、薄く出来て見栄えが非常に良くなるところと、今までアクリル素材のキーボードがなかったので、使ってみました。」と松崎氏は、チャレンジ魂が、この製品を生み出したことを教えてくれた。
続けて松崎氏は、アクリルで製品をつくる難しさを語ってくれた。
「アクリル素材を加工する場合、PCケースのように平面で平らなものを加工するのは非常に簡単なんですが、キーボードのように厚いところや薄いところがある場合には、加工が非常に難しくなるのです。」
また透過性のあるアクリル素材は、重ね合わせるときにホコリが入ると、はっきりと見えてしまうそうだ。また、アクリルとしてた最高硬度7Hの素材を使用しても、貼り合わせを失敗すると反ってしまうとのことで、製造工程でのロスも通常のキーボードよりも多いため、生産コストも非常に高くついたという。
今後の展開としては、新社会人や新入生をターゲットに、アルミ素材の超薄型キーボードやレザー(皮)素材を活かしたキーボードは出来ないかと、検討中だという。
■意外!女性にも人気がある「ACRYLUX」
「ACRYLUX」のお客さんの評判は、どうなのだろうか? 秋葉原のパソコンショップの中でも、キーボードを数多く取り揃えている「クレバリー2号店」でお話しを伺ってみた。
「ACRYLUX」を手に持つ、クレバリー2号店の店員さん |
「そうですね。非常に綺麗なキーボードなので、男性の方だけでなく、女性の方からも支持の高いキーボードになりますね。表面が非常に丈夫なアクリル素材を使っていて、裏のほうもしっかりとアクリル素材でコーティングされていますので、耐久性も高く、非常に人気のキーボードになります。」とのこと。
とくに「ACRYLUX」の無線タイプは、ワイヤレスということもあり、デザインを気にする女性にも人気があるそうだ。
ちなみに人気のモデルはブラックで、ブラックとオレンジの配色が好まれているという。キーボード全体から見ても、無線タイプのキーボードはとくに人気が高いという。
このクレバリー2号店は、常に200種類以上のキーボードと100種類以上のマウスを取り揃えており、お客さんがいつ来ても満足できる状態になっている。ちなみに、同店にはオリジナルの580円のキーボードや498円のマウスもあり、秋葉原お土産としても人気だという。
■「ACRYLUX」製品情報
■クレバリー
■ITライフハックがブログでもオープン
■ITライフハック Twitter
■PC匠(たくみ)道の記事をもっとみる
・厚さ9.2mm!超薄型キーボード「ACRYLUX」の機能美に迫る