若槻千夏
 10月21日にニューシングル「恋哀歌〜あの日に帰りたい〜」を発売するRSP。9月30日より先行配信を開始した同曲の着うた(R)が連日トップ5入りを続ける中、同曲のミュージックビデオに若槻千夏が出演。撮影は大好きだった人との思い出の地である神奈川県由比ヶ浜で行われ、本日10月5日よりRSPのオフィシャルサイトにてメイキング映像とともにフルサイズで試聴可能となっている。

 若槻千夏が出演した経緯は、今年2月に発売したRSPのシングル「さくら〜あなたに出会えてよかった〜」を都内のスーパーでたまたま耳にした若槻が、あまりの楽曲の良さに自身のブログで紹介したことから交流が始まり、今回の企画へと発展。両者は撮影中に初顔合わせとなったが、音楽やファッションの話で終始盛り上がりつつ、天候にも恵まれスムーズに撮影が進行した。

 ミュージックビデオは、ドラマとして演じるのではなく、出演者の“素の表情”を切り取り、楽曲の持つイメージとリンクさせるというコンセプトで制作開始。それに賛同した若槻千夏が、人生最大の“恋の思い出”を大公開し、4年間片思いを続け、やっとの思いで告白した相手にあっさり振られるというエピソードを元にロケを敢行した。

 デートスポットとしても有名な神奈川県の由比ヶ浜沿いにある某カレー店付近や、稲村ガ崎公園など、彼との“想い出の地”を巡る内に、最初は明るい表情だった若槻千夏の目に涙が。演技では醸し出せない、本物の哀愁感が見事楽曲にブレンドされ、リアリティー溢れるビデオをが完成した。

――今回のブッキングについて

若槻:RSPのビデオに出てほしいって聞いて、しかも失恋の歌であるということで、最初は本当に私で大丈夫なのか不思議でしかたありませんでしたが、好きでよく聴いてるアーティストからの依頼ということですぐにOKしました。デビューして8年、ずっとミュージックビデオに出たいと思ってきましたので、その一発目が、自分が大好きなアーティストの方のPVで本当によかったです。

――リアルな若槻さんの恋愛感を映像にしたいというオファーに対しては?

若槻:テレビで恋愛を語るときは、ちょっとふざけたり、面白くしなきゃいけないって、ついバラエティーの癖が出ちゃって。今回のように昔の恋愛を“いい思い出”として話す機会がなかなか珍しくて、おもしろくしようとしてない、本当の素の話がそのまま映像になっちゃって、一体どういう完成になるのかすごくドキドキしてます。

――実際に思い出の場所に来てどうですか?

若槻:もう大丈夫だろうと思ってましたが、やっぱりだめでしたね。好きな人来た海沿いの丘に立った時、ちょっとつらくなって…。今でも好きなんだなって思いました。

――RSPの新曲は?

若槻:せつなくて、二人の女の子の恋心がリアルに出てて入り込みやすかったので、撮影もしやすかったです。

――歌詞とリンクする部分はありますか?

若槻:こうしてほしかった、ああしてほしかった」っていのは女の子の癖で、それがリアルに出ている歌詞は、生々しくリアルで、いいなって思いました。

――二人に会ってみて

若槻:すごくいい人でした。ふつうアーティストの方って、テレビで接したり、PVを見る限り、クールなイメージがありますが、RSPさんは全然そんなことはなくて、このかわいらしい人柄がリアルな楽曲に表れているんだと思いました。

――撮影現場で初対面を迎えて

Ai:私たちが撮影現場に到着したとき、若槻さんが本当に泣かれていてびっくりしました。この場所に本当に想いがあるのがわかりました。狙った通り、作った映像でなくてリアルな映像が撮影できていて、素晴らしい作品になると確信しました。

Saki:本当に彼のことが好きだったんだなって、すごく感じました。私たちの『さくら〜あなたに出会えてよかった〜』という曲を気に入っていただいて、ブログで紹介していただいた事に始まり、こんな形でビデオにも出ていただいて、改めてちゃんとお礼も言えてよかったです。年も近いのでこれからも、何か一緒にやりたいですね。さらにリアルな恋愛経験を積め込んだ曲を作るとか…。

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