組織委員会が、南ア国民の観戦を求める

W杯組織委員会は、コンフェデレーションズカップ開幕戦の観客動員が芳しくなかったことから、南アフリカの国民に対しさらなる参加を求めた。

組織委員会のスポークスマンは15日にヨハネスブルグで、「馬を水場に連れて行くことはできるが、無理やり飲ませることはできない。我々は何度も、これは一生に一度のチャンスだと話してきた。我々の仕事はイベントを開催することだが、それに参加するかどうかは南アフリカの国全体に任せられている」と話した。

来年のW杯の予行演習とも位置づけられるコンフェデレーションズカップは、アフリカ大陸では初めての大規模なサッカーの大会にもかかわらず、初日の2試合とも会場は満員とならなかった。南アフリカ対イラク戦は、6万1000人収容のヨハネスブルグのエリス・スタジアムで行われたが、観客動員は5万人弱。一方、スペインが登場したルステンブルグのロイヤル・バフォケン・スタジアムは4万2000人収容にもかかわらず、2万1649人しか入らなかった。

チケットは、最も安いものでも70ランド(約856円)で、南アフリカリーグのチケットの3倍の値段という。