成宮寛貴(撮影:野原誠治)
 28日、映画「ララピポ」がスペシャルイベントを開催し、主演の成宮寛貴、森三中・村上知子がトークショーを行った。

 イベントが行われたのは、2月に長い歴史の幕を閉じる新宿・歌舞伎町のキャバレー「クラブハイツ」。大きなシャンデリア、えんじ色のソファーに絨毯というゴージャスな雰囲気の会場には、女性ファンが400人かけつけた。

 照明が落とされると、どこからか「今日は可愛い子ばかりだね…」と聞き覚えのある声が。スポットライトが扉に当たり、役柄と同じ“スカウトマンルック”に身を包んだ成宮が登場すると黄色い悲鳴が会場に響き渡った。そのまま、会場の女性達を1人1人品定めし、声をかけていく成宮は、その中に紛れ込んでいた村上を発見しステージまでエスコート。成宮と同じく役柄にあわせたロリータファッションで登壇すると、「かわいいー!」「お人形さんみたい!」と声援がとんでいた。

 本作で大胆なベッドシーンに挑戦し、その事がきっかけで現在の夫と出会った村上だが、「色っぽい顔ができるかな…とか心配してて、夫と練習しようかと思っていたんですけど、いざ撮影してみたら、思っていたようなベッドシーンと全然違って。あれはもうプロレスですね(笑)」と話し、「そのシーンを観たら旦那さんはどう思いますかね?」との記者からの問いに「この前別の映画を観た時に『ララピポ』の予告が流れて。その瞬間夫は、ん?っていう表情をしてましたね。戸惑いの。でも逆に一緒に観たら燃えるかも(笑)」と相変わらずのラブラブっぷりを告白。

 トークショーの途中では、主題歌「people in the world」を歌うアーティストのAIが生歌を披露。AIの登場は告知されていなかった為、驚きながらも観客は総立ち。パワフルな歌声に成宮、村上もノリノリに。AIと成宮は以前より交流があり、本曲のレコーディングについても電話で相談するなど協力しあって制作したことを明かした。また、会場の女性の中から抽選で1名に映画のキャラクターである“ララピポくん”と成宮演じるスカウトマン・栗野の名刺が手渡され、サプライズだらけのイベントとなった。

 本作は野心家の風俗専門のスカウトマン、実はデブ専AV女優のアニメ声優、対人恐怖症の高学歴フリーライターなど“下流”とも言える男女6人が交差する群像劇。作品について問われた村上は「へこんでいる時に、まだまだ自分いけるな!って思って元気になって欲しいですね」と現代の“応援映画”として「ララピポ」をPR。成宮も「勇気が無くて前に進めなくなっちゃう瞬間は誰にでもあると思う。そんな時に観て、楽しい気分になって自分の人生を笑い飛ばして欲しいですね」と力強く語った。

 映画「ララピポ」は2月7日(土)より渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー。

■関連リンク
「ララピポ」 - 公式サイト

■関連記事
映画「ララピポ」が“ハケン割引”を実施! - 2009年1月19日