デイビッド・ベッカムの来年1月のミラン電撃移籍は世界中で報道されたが、特に母国イングランドでは破格の扱い。翌23日の各紙はすべてトップ級のニュースとして掲載した。

 タブロイド紙のデイリーミラーは、ミランのユニフォームに袖を通したベッカムの合成写真を掲載。高級紙ガーディアンもスポーツ面ではなく社会面で1ページを使って掲載するなど、各紙とも総力特集である。その内容は、どれも“ベッカムはミランで果たして出場できるのか”というもの。

 ガーディアンは「ミランの前線はカカ、ロナウジーニョに一人のCFを加えた4−3−2−1という形。ベッカムはそれより下の中盤を争うが、ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニというCLを制した3人に加え、フラミニもいる」と、ベッカムのポジション獲得には悲観的な記事を掲載している。