シーズン開幕戦を16日に控えたアーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、プレミアリーグの覇権奪回を宣言。昨シーズンの覇者マンチェスター・ユナイテッドを上回る戦力を持っていると語った。

 シーズン開幕直後から快進撃を続けた昨シーズンのアーセナル。しかし、2008年を迎えることから失速をはじめ、最終的にはマンUに4ポイント差をつけられ、3位でシーズンを終えた。しかし、「ほんのわずかの差がタイトルの行方を決めた」と語るベンゲルは、土曜日に開幕するシーズンでその差を埋めることが出来ると自信を覗かせた。

「昨シーズンは、上位2チームより、少し戦力が劣っていたと思う。しかし、その差は大きくない。事実、シーズン開幕直後から長期間、首位に立ち続けた。優勝できるかって? もちろんだ。今シーズンも、スタートダッシュが出来るように戦いたい。今考えているのはそれだけだ。戦う準備はもう整っている」

 開幕戦でウェストブロムと対戦するベンゲルは、「昇格チームと開幕で当たるチームは苦しめられることが多い」と警戒を怠らない。しかし、水曜日に行なわれたチャンピオンズ・リーグの予備予選でトゥベンテを2-0で下すなど、シーズン開幕に向けて調整は順調の様子。華麗なフットボールでファンを魅了するガンナーズは、今シーズンこそ念願のタイトルを獲得することが出来るだろうか。