シアトル地元紙が、城島をお荷物扱い。シアトルの地元紙「シアトル・ポスト・インテリジェンサー」紙の電子版は、11日付けで、3年契約で残留が決まったものの、控えとなっている城島健司捕手がネックになって、若手有望捕手の芽が出ないという論調の記事を掲載した。
 「ロブ・ジョンソンは、今後どうなるのか、考えなければいけない」という書き出しで始まる同記事は、現在、マリナーズのトリプルAにいるロブ・ジョンソン捕手を紹介。最近23試合で21本の安打を放っている同捕手は、今年、マイナーから昇格して正捕手になっているクレメントよりも、打撃面で優れていると伝えている。
 しかしながら、現状ではメジャーに昇格する“空き”がないと同記事。一方で、新たに3年契約を結んだ城島は、打率・216と低迷している。クレメントがほぼ正捕手として活躍し、守備のいいバークは控えとして十分な仕事をこなしている。ならば、ジョンソンは、どこにフィットするだろうか、と同記事は問題提起。「マリナーズが城島を動かさない限り、その余地はないが、それは、ありそうにない。ジョンソンを3Aでよどませるのは無意味だから、オフには、ジョンソンをトレードで手放すことになりそうだ」。3年契約を結んだ城島の存在がネックになって、若手捕手を放出せざるを得ない現状を指摘している。