今オフのアーセナル退団が確実視されていたMFアレクサンドル・フレブが自身の去就についてコメント。「フレブは退団を希望している」という代理人のコメントを否定したベラルーシ代表MFは、アーセナル残留を示唆している。

 ACミランへの移籍が決定したMFマテュー・フラミニに続き、今オフの移籍が取り沙汰されていたフレブ。インテルやバルセロナなどが獲得に動いているとも言われており、ロンドンを離れることは確実とみられていた。しかし、自身の去就について重い口を開いたフレブは、一転して残留を明言。アーセナルへの愛着を語り、指揮官のアーセン・ベンゲル監督に対する尊敬の念を表わしている。

「僕は2010年までアーセナルと契約を結んでいる。僕が移籍を望んでいるという記事を読んだけど、そんな話がどこから出てきたのか分からない。本当にナンセンスだ。アーセナルがタイトルを獲れないから、僕が移籍を希望していると書いている記事もあったけど、そんな訳がないじゃないか。でも、この件についてはコメントしたくないんだ。もう何も言うことはないし、アーセナルが僕にとってとても大切なクラブであることに変わりはない。アーセン・ベンゲルからは多くのことを学んだ。アーセナル入りのチャンスをくれただけじゃなく、いつも僕をサポートしてくれた。だから、僕がアーセナルを悪く言うことなんてあり得ないよ。もし移籍するとしても、別のリーグに行く。イングランドでアーセナル以外のチームに行くつもりはない」

 代理人の発言を覆し、残留を明言したフレブ。アーセナルへの愛着と感謝の気持ちを語り、去就に関する憶測を全面的に否定した。今回のコメントで、移籍に関する過熱報道は収束に向かうのだろうか。