サパタは今季セリエAで23得点を記録した photo/Getty Images

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今季のセリエAで最もサプライズだったチームは、間違いなくアタランタだろう。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で魅力的なサッカーを展開した彼らは、リーグ戦をクラブ史上最高成績の3位で終えた。来季のチャンピオンズリーグ出場権も獲得し、周囲に大きな衝撃を与えている。

そのチームの中でも、特に躍動したのがコロンビア代表FWドゥバン・サパタだ。彼はリーグ戦37試合に出場し、23得点をマーク。リーグ屈指の攻撃力を誇るアタランタの中心選手として存在感を示した。キャリア絶頂期を迎えるサパタには、今夏ビッグクラブへ移籍するのではないかとの噂がある。最近は、フランクフルトに所属するFWルカ・ヨビッチとの交渉が難航しているレアル・マドリードも、彼の獲得を検討していると報じられた。しかし、サパタ本人に移籍の意思はないようだ。

「何も知らないよ。オファーが来るか見てみよう。レアル・マドリードが関心を持ってくれているのは誇りに思うね。でも地に足はついているし、落ち着いているよ。今季は夢のようなシーズンだった。CL出場権を獲得したことで、僕らはアタランタの歴史的な目標を成し遂げることに成功したんだ。とても嬉しいし、その舞台でプレイすることが待ちきれないよ」

コロンビア代表FWがこのように語ったことを伊『Gazzetta dello Sport』が伝えている。ビッグクラブから評価されていることを喜びつつも、アタランタの選手としてCLの舞台に立つことを楽しみにしている。サパタはサンプドリアからレンタルで加入している選手で、期間は来季終了時までとなっている。

アタランタは29日、快進撃の立役者であるガスペリーニ監督との契約延長を発表した。初のCLにむけて、着々と準備を進めている。この怪物FWもそう簡単に移籍させることはないだろう。はたして、サパタは来季も大爆発することができるのか。彼の2019-20シーズンから目が離せない。