問題となったチェルシーとフルアムの一戦(写真:EFE提供)

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 26日のプレミアリーグで主審の微妙な判定が続発。「判定にビデオを採用すべきだ」との声が複数クラブの監督から上がるなど、波紋を呼んでいる。

 アストン・ビラが4−0とエバートンを下した試合を巡っては、エバートンのモイーズ監督が怒り心頭だ。アストン・ビラのFWバロシュ(チェコ代表)が得点した際、ハンドを犯しながらもこれを審判が見逃したというのだ。

「ビラの1点目では明らかにハンドが2回あった。それも意図的だ。警告を受けるべきプレーだ!!」

 また、チェルシー戦で相手DFがペナルティエリア内でハンドを犯しながら、PKが与えられず3−2と敗れたフルアムのコールマン監督が怒りを爆発。

「試合のスピードが速くなっているのだからビデオ判定を導入すべきだ。“パンドラの箱”を開けることになると言う人もいるだろうが、解決策はあるはず」

 毎週のように取り上げられる誤審騒動では「ビッグクラブに有利な判定が多い」と公然と口にする監督も少なくない。“パンドラの箱”が開けられる日は近いのかもしれない。