復帰待望論を呼び起こした織田信成【写真:Getty Images】

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米国の熟練記者が賛辞「五輪の頃より強く上手くなっている」

 フィギュアスケートのジャパンオープンは6日、日本が2年ぶり9度目の優勝。話題を呼んだのは、プロスケーターの織田信成が現役さながらの演技で176.95点をマークし、貢献したことだった。試合後、ツイッターで一緒に戦った宇野昌磨(トヨタ自動車)、宮原知子(関大)、坂本花織(シスメックス)との“YMCA4ショット”を公開し、宮原の肉体美が意外な反響を呼んでいたが、海外記者は「五輪の頃より強く上手くなっている」「今からでも現役復帰プリーズ」と織田の名演を大絶賛している。

 現役時代に負けるとも劣らない演技を見せた。織田はディスコ調のメロディーに合わせ、「ヤングマン」のYMCAの振りを取り入れるなど、美しく、かつ、コミカルにファンを魅了。非公認記録ながら今季世界3位相当の高得点を叩き出した。これは羽生結弦(ANA)が9月のオータムクラシックで出した165.91点を上回ることになる。

 まさかの“羽生超え”これに反応したのが、20年以上フィギュア界に携ってきた米国のジャッキー・ウォン記者だ。自身のツイッターで「ノブナリ・オダがフリープログラムでヴィーナスのバナナラマに乗って、4回転トーループ、3回転トーループ。とにかく興奮した。彼は面白いだけじゃない」と粋な賛辞を送った。

「彼はいつでも現役復帰できる。今からでもプリーズ」

 さらに「もう一度書く。ノブナリ・オダは五輪に出ていた頃よりも現役引退した今の方があらゆる面でより強く、そして上手くなっている。彼はいつでも現役復帰できる。今からでもプリーズ」と“復帰”のお願いまでしたほどだった。

 試合後、織田はツイッターを更新し、優勝メンバー4人とポーズを決めた“YMCA4ショット”を公開。「間違いなく、今大会のMVPは織田くんだと思います」とファンから感激の声が殺到する一方、チラリと覗いた宮原のお腹に注目が集まり「さっとんの腹筋すげー」「二度見してしまった!」など思わぬ反響を呼んでいた。

 明るいキャラクターで何かと話題を振りまいてくれるのが、織田らしさでもある。海外記者も虜にするほどの魅力も変わらないままだった。(THE ANSWER編集部)