リバプール、再び不正交渉疑惑! チェルシーからソランケ引き抜きが対象に

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▽リバプールが再び移籍交渉に関する不正を行っていた疑惑が浮上している。イギリス『サン』は、リバプールがチェルシーからU-20イングランド代表FWドミニク・ソランケ(19)を獲得した際の交渉に問題があったと主張している。

▽リバプールは8日、サウサンプトンのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(25)の獲得交渉の際に不正なアプローチがあったとの指摘を受け、クラブ公式サイトで謝罪声明を発表していた。さらに、同クラブは今年4月にもストーク・シティのアカデミーに在籍していた12歳の選手を獲得した際にも違反行為を働き、プレミアリーグから10万ポンド(約1400万円)の罰金および、2年間の補強禁止処分(執行猶予付き)を科されていた。

▽今回問題となっているのは、リバプールが先月30日に来季からの加入を発表したソランケの一件だという。リバプールの発表では、今季限りでチェルシーとの契約が満了する同選手は、チェルシーとの契約満了後、7月1日から合流すると伝えられている。

▽『サン』の伝えるところによれば、通常プレミアリーグの規則ではシーズン終了後に所属クラブとの契約が満了する選手に対して、その他の国内クラブの交渉が認められるのは、5月第3週以降だという。

▽しかし、リバプールとソランケはそれ以前の今年2月時点で交渉を行い、合意に達していた模様。『サン』はそれを裏付ける事実として、ソランケ自身がチェルシーのアカデミーのチームメートに対して、同時期に別れの挨拶を行っていたと主張している。

▽契約延長を固辞され宿敵に引き抜かれる形となったチェルシー側は、この事実を確認しており、現時点で公式な動きは見せていないものの、リバプールの不正疑惑に関して訴訟の準備を進めている模様だ。

▽なお、チェルシーはこの訴訟を通じて、リバプール側に補償金を求めるようだ。