デ・ロッシがローマと契約延長へ、トッティからキャプテンマークを継承

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 ローマのイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが、契約更新でクラブと合意に達したようだ。イタリア紙『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』が28日に報じた。

 今シーズン限りで契約期限を迎えるデ・ロッシ。28日のセリエA第38節の対ジェノア戦では、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティのローマでのラスト・マッチとなる一戦で、一時は勝ち越しゴールとなる一撃を叩き込み、惜別ゴールを記録した。

 インテルへの移籍の可能性も報じられたが、デ・ロッシはローマに残留する模様。年俸は、現在の半分以下となる300万ユーロ(約3億7000万円)で、2年契約を締結することとなるようだ。早ければ、29日中にも正式発表される見通しのようだ。

 この結果、キャプテンマークはレジェンドのトッティから、同じく生え抜きであり、副キャプテンのデ・ロッシに継承されることとなる。

 同選手はジェノア戦後にイタリアメディア『Sky』のインタビューで「今日はフランチェスコのためだけの横断幕や旗が掲げられた。自分はこうなることを強く願っていた。あり得ないようなキャリアを築く人たちがいる。一つのチームでプレーし続けることがどれほど難しいものなのか、僕は理解できる。トッティは一つのスクデットを獲得し、全てが分裂していた街を一つにした。トッティはこれからも友人だ。しかし、これから毎日、顔を合わせることはなくなるだろう」とクラブのバンディエラ(象徴)の退団を惜しんだ。