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お茶の卸売りをしている「壽々喜園(すずきえん)」では、2016年1月から抹茶ジェラートを販売しています。このジェラート、「抹茶 No.1」から「抹茶 No.7」までの7段階があり、そのうち「No.7」は農林水産大臣賞受賞茶園の高級抹茶を使用して「世界一濃い抹茶ジェラート」に仕上げられているとのこと。いったい、7段階でどれほどの差があるのか、No.1からNo.7まで、7種類すべてを食べ比べてみました。

健康で美しくあるために。お茶の通販・浅草「壽々喜園」東京都茶卸売株式会社。味厳選でお届けします。

http://www.tocha.co.jp/

お店があるのは台東区浅草3丁目4-3。浅草寺の裏手、言問通り沿いです。東京メトロ・都営地下鉄・東武スカイツリーラインの浅草駅から約800m、つくばエクスプレスの浅草駅からは約500m。

公共交通機関の最寄りは都バス・浅草二丁目バス停。



写真のように、お店の外に行列が伸びていることは珍しくなく、場合によっては待合所で待機することもあります。



営業時間は10時〜17時、第3水曜日はお休みです。



ウリはなんといっても「世界で一番濃い抹茶ジェラート」。



抹茶ジェラートのほかに大納言あずき、いちご、ほうじ茶、玄米茶、和紅茶、黒ごまのジェラートがあるのですが、やはり抹茶を注文する人が非常に多かったです。



店内に少しだけ飲食スペースがあるのですが、さすがに7つ購入して並べると邪魔になるので、今回は持ち帰りにしました。ジェラートは、カップがシングル350円、ダブルが460円。コーンだとシングル380円、ダブル480円。また、「抹茶No.7」だけはプレアム商品なのでちょっと価格が異なり、シングルカップ550円、シングルコーン570円。他のジェラートとの組み合わせだとダブルのカップが650円、コーンが670円。No.7のダブルだとカップが800円、コーンが820円。

なお、持ち帰り用に、カップのふたが1つ10円、紙袋が50円で用意されています。保冷剤は自分で用意する必要があるので、長距離の持ち運びを予定している人は、大きめの保冷剤を入れた保冷バッグを用意しておくのが吉。

ということで、場所を改めてNo.1からNo.7までを並べてみました。ショーケースに入っているときよりも色の違いをはっきりと感じます。



比べると白く見えるのがNo.1、そこから右のNo.4に向かってだんだんと色が濃くなります。手前のNo.5からNo.7も、わずかではありますが色が濃くなっていっています。



No.1が「市販の抹茶アイスと同等の濃さ」とのことで、食べてみると「確かに、これぐらいでも十分に抹茶アイスっぽい」と思える味なのですが、比較していくと、No.3〜No.4の濃さになると抹茶らしさを強く感じるようになって「これぐらいの風味は欲しい」と思えてきます。一方で、No.4を越えると甘みよりも抹茶の苦みを強く感じるようになり、ここまで濃くなくてもいいのではないかという感想に。

最後に待ち構えるNo.7は「世界一濃い」を標榜するだけあって、まったく妥協せずに「抹茶味とはこういうものだ」を突き詰めたような苦み。茶道のときの「ウッ、苦い……」というお茶の味です。ただ、高カカオチョコレートを食べている時と同じように、この苦みになれるとだんだんとこれがおいしいような感覚になってきて、No.4〜No.6あたりの苦みでは満足できなくなってきます。



これは、抹茶好きならぜひ一度は食べてもらいたい品ですが、人によっては、もう普通の抹茶アイスでは満足できなくなるかもしれません。