25日、尼崎脱線事故現場から救出された負傷者。(撮影:大和知之)

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兵庫県尼崎市久々知で25日起きた列車脱線事故の現場では、事故から24時間が経過した26日午前も救出作業が進められている。先頭2車両が衝突したマンション1階は駐車場となっており、2両目の車両が1両目の上に乗っている状況で、作業は難航。尼崎市消防局によると、まず車両を切り離す必要があるが、切断作業の火花で車のガソリンに引火する危険性もある。このため、先に泡放射を行い、引火の可能性を抑えてから列車の切断作業に入っているという。切断後は重機などで吊り上げ、閉じ込められている人がいれば救出にあたる予定。【了】