インテル会長、「120億円の損失」はない?

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9月28日、『Sportmediaset』は「イタリア・セリエAのインテルで会長を務めているエリック・トヒル氏は、9000万ユーロ(およそ121.1億円)の損失を計上しているという報道を否定した」と報じた。

先日『Gazzetta dello Sport』など各メディアから「インテルは2014-15シーズンの収支で9000万ユーロの損失を出している」という内容の報道があり、大きな話題を集めた。

昨季の段階でファイナンシャル・フェアプレーの追徴金を支払うことになっていたこと、またマネージングディレクターのマルコ・ファッソーネ氏が解任されていたことなどから、かなり厳しい経営状況にあるのではないかとも伝えられた。

しかしチームの会長を務めているエリック・トヒル氏は取材に答え、予算についての報道は事実とは違うと話した。

エリック・トヒル
(インテル会長)

「(予算について?)

その数字がどこから来たのか。私はそれを理解していない。

予算についてはいくつかの異なった物語を読んできた。その数字はどこから来たのか。オフィシャルの数字が株主に提示されたとき、それは興味深いものになるだろう。

いま、我々の収益性についてはより前向きになっている。当社の売上高は1000万ユーロ(およそ13.4億円)増加しており、チケット販売も優れている。

テレビ放映権については悪くないが、イングランドで起こっていることとは差がある。我々はより良い動きをし、アジアやアメリカでの可視性を与える必要があるだろう」