インテルのエリック・トヒル会長は、27日のフィオレンティーナ戦の試合前に、『Sky Sport』のインタビューで、シーズンはまだ始まったばかりだと話していた。

「我々は素晴らしい位置につけている。素晴らしい結果だ。チーム内の関係も素晴らしい。マーケットは最高だった。だが、私は今のことに集中している。セリエAは難しい。5、6クラブが競えるリーグだ」

「我々は集中し、地に足をつけ続けている。我々が好調なのは、良い知らせがあったからだけではない。最初の5試合だって簡単ではなかった。だが、チームの堅実さと(ロベルト・)マンチーニ監督の気質で勝ったんだ。我々は喜んでいる。それは否定しない。ユヴェントスが苦しんでいる? サプライズの一つだね」

時間が経てば経つほど、トヒル会長とマンチーニ監督の理解は深まっているようだ。

「監督との関係は良くなっている。もちろん、以前はよく知らなかったが、1年前にここに来て、今では電話でよく話している。時差もあるが、メッセージを送り合っているよ。我々はプロジェクトを信じているんだ。ビジネスも人生も完璧ではないから、完璧な計画ではないけどね」

「マンチーニ監督には強い気質がある。素晴らしい個性を持っており、仕事を簡単にさせられる指揮官だ。チームの雰囲気は良い。クラブの商業面にとっても大きな支えだ。彼はクラブのアイコンであり、会長としてもクラブとしても、彼を支えなければいけないんだよ。我々の哲学は、インテルに最高の人材をもたらすこと。今の我々は面白い何かをつくっていると思う」

インテルが1月にスクデットを争っている場合、トヒル会長はさらなる補強に踏み切る可能性も排除しないと述べている。

「まずは1月の時点でどうなっているかを見よう。だが、首位に立っていたとしても、我々は試合ごとに集中し続けなければいけない。補強はあるだろう。だが、同時に放出もあるだろうね。我々が保てる選手は30名ではなく、25名なんだ。だが、まだ動いていくよ」