街でよく見かける鳥といえば、カラス、ハト、そしてスズメだ。あまりによく見かけるが故に、スズメがどういう生態の鳥なのか知っている人は少ないのではないだろうか。岩波科学ライブラリーから出版されている『スズメ』(三上修/著、岩波書店/刊)では、スズメとは何者か、どこからやってきたのか、知っていそうで知らないスズメの正体に迫っていく。クジャクのように鳥の中には一目見て、雄と雌を区別できるものは多い。