16日の外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=139円台に上昇した。日米の金融政策の方向性の違いを背景に、2023年7月以来、約1年2か月ぶりの円高・ドル安水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が17〜18日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、0・5%の大幅利下げに踏み切るとの観測が強まり、日米の金利差の縮小が意識された。運用の魅力が薄れるドルを売り、円を買う動きが優勢となっ