私が語る「日本サッカー、あの事件の真相」第20回ドイツと南アフリカ――2度のW杯で体感した真逆の試練〜玉田圭司(1)2006年ドイツW杯のブラジル戦で、世界をアッと言わせるゴールを決めた玉田圭司。その数カ月前の2005年の終わり、玉田は夢の舞台に立つために大きな決断をしていた。1999年に加入し成長を重ねてきた柏レイソルから、名古屋グランパスへの移籍を決めたのである。「僕は、レイソルに育ててもらいましたし、