新春の1月2日、3日に日本中を熱狂で包み込む『箱根駅伝』に選手として出場。監督としても栄光をつかんだ山梨学院大学陸上競技部顧問の上田誠仁(まさひと)さん。箱根初の外国人留学生起用、就任7年目での優勝、そして連覇など数多の旋風を巻き起こしたその裏には、知られざる苦悩や葛藤があった。駅伝に人生を懸けた男の生きざまとは──。【写真】'92年の第68回大会で初優勝を果たしたときのパレードの様子中学で2000メートル