医師の働き方改革をめぐる厚生労働省の検討会の議論がまとまり、1カ月あまりが経った。2024年5月から、一部の勤務医や研修医には「年1860時間」(月換算で155時間)までの残業を認めるというものだ。過労死ラインの2倍近い水準で、現役医師から強い懸念が寄せられ続けている。厚労省としては、現状はもっと長い勤務を強いられている勤務医もおり、「何もやらないよりはマシ」との考え。それに賛同する医師もおり、受けとめ方はわか