賃金や労働時間、雇用の動向を把握する厚生労働省の「毎月勤労統計」の調査が不適切だった問題は、本来正しいはずの政府統計への信頼度を大きく損なう形となった。しかも、ここにきて法律違反にあたる可能性も指摘されている。いったい、どういうことなのか。●6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金「恐らく統計法違反だろう。厚労省は責任感を発揮してほしい」。自民党の小泉進次郎・厚労部会長は1月15日の会合後にこう述べ、原