政府と東電の廃炉工程表では、最長40年で事故処理を終える計画を堅持している。しかし、現実には事故収束は見通せない厳しい状況だ。いまなお「原子力緊急事態宣言」は発令されたまま。原発はいま、どのような状態なのか。この記事のすべての写真を見る科学ジャーナリストの倉澤治雄さんが解説する。「福島第一原子力発電所の敷地の9割は全面マスクをしなくてもよくなりました。しかし一歩、建屋に入ると線量は高く、がれきが