ヨーロッパの美しい町を語るとき、しばしばその名が挙がるのがエストニアの首都・タリン。城壁に囲まれた旧市街は、まるごと世界遺産に登録されています。13世紀にハンザ同盟に加盟したタリンは、ヨーロッパとロシアを結ぶ交易の拠点として繁栄を極めました。今も中世の面影を色濃く残し、「中世の生きた博物館」とも呼ばれるこの町では、いたるところで貴重な中世芸術に出会うことができます。なかでも有名なのが、現在は博物館と