10月11日公開の「映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」の大ヒット御礼舞台挨拶が、10月18日に新宿バルト9で行われた。登壇者左から北川里奈、中島愛、潘めぐみ、戸松遥。

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10月11日から公開している「映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」。10月18日に新宿バルト9に大ヒット御礼舞台挨拶が行われた。登壇者は中島愛(キュアラブリー役)、潘めぐみ(キュアプリンセス役)、北川里奈(キュアハニー役)、戸松遥(キュアフォーチュン役)の4人。4人が演じるプリキュアたち(着ぐるみ)も登場した。

中島「よしっ、いくよ。世界に広がるビッグな愛! キュアラブリー!」
潘「いくよ、プリンセス。天空に舞う蒼き風! ばきゅーん! ヒュー! キュアプリンセス!」
北川「いくよー? 大地に実る命の光! キュアハニー!」
戸松「いくわよ! 夜空にきらめく希望の星! キュアフォーチュン!」
「「「「ハピネス注入、幸せチャージ! ハピネスチャージプリキュア!」」」」
舞台挨拶やイベントで4人が集まるのはこれで2回目。名乗りはこれが初めてになる。
戸松「……感動しますね、これ!」
一斉に頷く他の3人。
中島「今日はキャラクターのみんなも来ているし、とまっちゃん(戸松)を含め、4人は舞台挨拶でははじめて。だから、いつもの感じっていうか、心強い気持ちでいっぱいです!」

映画が公開されて1週間。周囲の反応はどうなんだろう?
潘「近所で、どうやら映画を見てきたばっかりの小さなお子様がいて。『ママ、もっかい見に行こう〜!』って言ってるところを見て……そういう場面に巡り合えて奇跡的だし、じかに感想を聞けてほっこりしました」
北川「見た友達から『面白かったよ!』って言ってもらえました」
戸松「私、最近おもちゃ屋さんの子どもコーナーに忍び込むことが趣味なんですけど(笑)プリキュアのコーナーにいい年したおねえさんがさっと入ってしまうんですけど、お母さんに『プリキュアのおもちゃがほしい!』って声をじかに聞くとすごく嬉しい。いつもほくそえんでます」
中島「私もとまっちゃんと一緒で、おもちゃコーナーに行くことが多い。いいな〜、データカードダスやりたいな〜って思ったり(笑)。でも、映画のグッズやミラクルライトをつけてる子を見るとすごく嬉しい。もちろん大人のみなさんが映画を見てくださってるのもすごく嬉しいです」

さて、ハロウィンが近づいていることもあり、声優陣はハロウィンのモチーフをつけてきている。それぞれのプリキュアカラーにちなんだ色、カボチャ、キャンディー、帽子……スタイリストの手作りだ。「持って帰りたい!」「ハニーキャンディーだよ〜!」「魔女っ娘っぽい」とみんな嬉しそう。
10月19日の「ハピネスチャージプリキュア!」の第37話「やぶられたビッグバーン!まさかの強敵登場!」はハロウィン回で、仮装しためぐみたちを見ることができた(それにしても誠司の仮装が見たかった……)。
戸松「ハロウィンの思い出といえば、去年はじめてハロウィンのパーティーに参加したんですよ」
潘「あっ、一緒に! やったよね!」
戸松「そう、一緒に! そうなの! 生まれて初めてのハロウィンで。仲のいいスタイリストさんに借りたのが、かわいいバニーちゃんの衣装。全然色っぽさとかないんですけど」
中島「どんなバニー!?」
戸松「ところが、耳だけないって言われちゃった。それで、耳だけネコにしました」
北川「それ、すでにバニーガールじゃないですね」
戸松「そう。なんだろうこれ……? って」
潘「でも、すっごくかわいかったよ。なのにいつものはるちゃん全開で……」
戸松「テンションが上がりすぎて、ずっと『顔がヤバイ』って言われてたね」

アフレコ中のエピソードを聞かれた中島は「緊張した……」。
中島「つむぎちゃん役の堀江由衣さん、ジーク王子役の小野大輔さん、ブラックファング役の森川智之さんと、すごく素敵な先輩たちがたくさんいて、最初は緊張した雰囲気がありました。でも、先輩方も優しいので、じょじょに普段のアフレコの雰囲気に戻っていきました」
プリキュア伝統の「おかしコーナー」も、映画の時期にはモリモリだったのだとか。
潘「映画のシーンで『ハピネスチャージ!』って言いながらケーキを食べるシーンがあるんですけど、あれは実際にスタジオで私たちがやってることなんですよ(笑)。作品に反映されたのかな」
戸松「収録が、スケジュールの都合でみんなと同じ日に参加できなくて。さみしいな……と思いながら1人で収録していたんですけど、変身や必殺技などの4人で声をそろえるシーンを飛ばしていたんですよ。『あれっ……?』って不安に思っていたら、3人がバンッてドアを開けて『イエ〜〜〜〜〜〜イ!!!!』。みんながスケジュールを合わせて、4人のシーンのために来てくれた。すごく嬉しくて、泣きそうになりました」
北川「私たち自身も声を合わせたい気持ちがあったので、私たちもすごく幸せだったんですよぉ〜!」
戸松「ありがとぉ〜!」
このエピソードは発売中の「プリキュア新聞」にも掲載されてますよ!(オープンマーケティング)

今回の映画は、10周年にちなんで、10回舞台挨拶が行われた。そして今日は「11周年に向けた」11回目の舞台挨拶だ。
戸松「プリキュアを演じているのが、今でも夢のように嬉しい。フォーチュンを通して、自分自身でも胸に響くことや感じることが大きい。映画は、見ながら思わず涙してしまうくらい。なんて素敵なんだろうと改めて感じました。映画も、テレビシリーズも、引き続き応援していただきたいです」
北川「この映画を見て、爽快感と、言い表せないじーんとする気持ちが心の中に残りました。『幸せ』って気持ちは時代が変わっても残っていく。この映画も、みなさんの心の中で色あせずに残ってくれたらいいなと思っています。プリキュアに出会えたこと、みなさんに出会えたこと……私にとっての幸せの源になっています!」
潘「映画のゲストキャラクター・つむぎちゃんと触れ合うこと、心を通じ合わせることで、誰かの人生に携わることの尊さを感じました。プリキュアを通して出会えるすべてのみなさんに感謝しています。『ハピネスチャージプリキュア!』を通して、より多くの人たちの人生にこれからも携わらせてください」
そして、最後。中島の挨拶。
中島「たくさんの方が映画を見に行こうと思ってくださっているのが、すごく尊く嬉しいことだと思います。プリキュアたちは大切な人を守るために一生懸命戦っているけれど、プリキュアを守ってくださっているのは、応援してくださっているみなさんだと思います」
これまでの舞台挨拶、ずっと笑顔だった中島の表情が崩れる。言葉を詰まらせる中島に、客席から「がんばれ!」の声が飛ぶ。
中島「私が応援されちゃった(笑)。毎年映画があったりだとか、オールスターズに参加できることって、プリキュアの殿堂ではあるけれど、当たり前のことではないと思います。……私たちの代でも、映画ができて本当に良かったなと、心から思います」
客席のほとんどが、中島の涙声にもらい泣きをしてしまったんじゃないだろうか?

中島「今回の映画は、大胆な勇気と繊細な優しさ、どちらの面も100%持ち合わせている映画だと思います。みなさんの力や糧になるシーンがつまっているので、ぜひ何度でも見ていただきたいし、何年経っても心に残る映画になったらいいなと思います。映画もテレビシリーズも、最後までハピネスチャージプリキュアのみんなの応援をよろしくお願いします!」

「映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」
10月11日公開 http://precure-movie.com/
【予告編】 【冒頭5分先行配信】

(青柳美帆子)