コロンビア戦に向け気丈な長谷部「自分がリーダーシップを取っていく」
[6.19 ブラジルW杯C組 日本0-0ギリシャ ナタル]
右膝に不安を抱えながらもコートジボワール戦に続いて2戦連続で先発出場したMF長谷部誠。スコアレスドローに終わった理由を聞かれ、「要因はさまざまだけど、前半、11人対11人だったときに決め切れなかった。相手が10人になってからは完全に守りに入ったので難しくなってしまった」と、攻撃陣がチャンスに決め切れなかったことを挙げた。
ただ、コートジボワール戦の反省を生かし、「自分たちのサッカー」を実践することができたという思いはある。「前から全員で(プレスに)行くということは初戦と比較にならないくらいできていた」のは、最低限のプライドだった。
長谷部の見立てでは、初戦の負けを引きずってはいなかった。メンタル的に問題があったわけでもない。しかし、プレー中にインテンシティーが出なかったのも事実だ。
「シンキングスピードやオフザボールのときの動きやスピードが足りなかった。10人のギリシャを崩し切れなかった。崩し切れなかったのは自分たちの攻撃がまだまだ足りないということ」と悔やんだ。
アルベルト・ザッケローニ監督から2戦とも途中交代を織り込み済みで先発起用されたことについては、意気に感じている。だから最善を尽くそうと努力する。「まだ望みはある。自分がリーダーシップを取っていく」と力を込める。
最終戦の相手はコロンビアだ。すでにグループリーグ突破を決めていることは日本にとって多少の利点にはなるだろうが、手強い相手であることに変わりはない。しかも、コートジボワールとの勝ち点状況や得失点状況を考えると、コロンビアには2点差以上で勝利する必要がある。
だが、長谷部はかえって前向きだ。
「コロンビアも前から来るチームなので、そこでしっかり勝負したいという気持ちがある。がっぷり四つになる。打ち合いになる。それは自分たちにとっては望むところ。力を出せる相手。自信を持ってできる相手だと思う」
日本は5大会連続でW杯に出場してきた。そして“W杯5代目日本代表”である自分たちには日本サッカーの未来を示すという使命がある。使命を果たすには、長谷部の決意がチームの総意となることが必要。中4日の準備期間、長谷部は全力でリーダーシップを取っていく。
(取材・文 矢内由美子)
右膝に不安を抱えながらもコートジボワール戦に続いて2戦連続で先発出場したMF長谷部誠。スコアレスドローに終わった理由を聞かれ、「要因はさまざまだけど、前半、11人対11人だったときに決め切れなかった。相手が10人になってからは完全に守りに入ったので難しくなってしまった」と、攻撃陣がチャンスに決め切れなかったことを挙げた。
長谷部の見立てでは、初戦の負けを引きずってはいなかった。メンタル的に問題があったわけでもない。しかし、プレー中にインテンシティーが出なかったのも事実だ。
「シンキングスピードやオフザボールのときの動きやスピードが足りなかった。10人のギリシャを崩し切れなかった。崩し切れなかったのは自分たちの攻撃がまだまだ足りないということ」と悔やんだ。
アルベルト・ザッケローニ監督から2戦とも途中交代を織り込み済みで先発起用されたことについては、意気に感じている。だから最善を尽くそうと努力する。「まだ望みはある。自分がリーダーシップを取っていく」と力を込める。
最終戦の相手はコロンビアだ。すでにグループリーグ突破を決めていることは日本にとって多少の利点にはなるだろうが、手強い相手であることに変わりはない。しかも、コートジボワールとの勝ち点状況や得失点状況を考えると、コロンビアには2点差以上で勝利する必要がある。
だが、長谷部はかえって前向きだ。
「コロンビアも前から来るチームなので、そこでしっかり勝負したいという気持ちがある。がっぷり四つになる。打ち合いになる。それは自分たちにとっては望むところ。力を出せる相手。自信を持ってできる相手だと思う」
日本は5大会連続でW杯に出場してきた。そして“W杯5代目日本代表”である自分たちには日本サッカーの未来を示すという使命がある。使命を果たすには、長谷部の決意がチームの総意となることが必要。中4日の準備期間、長谷部は全力でリーダーシップを取っていく。
(取材・文 矢内由美子)