本田が報道陣へ呼びかけ「叩くのは大会終了後。今は一緒に戦って」

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 ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は現地時間11日、ブラジル国内で練習を実施した。

 記者団の取材に応じたMF本田圭佑は、グループリーグ初戦のコートジボワール代表が3日後に迫る中、自身の近況について、「今までいろいろな作業をやってきましたけど、ここからは基本に忠実というか。サプライズは偶然起きてくるものだと思っているので、むしろ。今は、ごく普通に生活している感じです」と、コメント。「もう今さら嘆いても、目の前に試合は来るし、そこで結果が問われるわけで。満足していることもあれば、満足できなかった部分も当然、準備の段階でたくさんある。ただ、そういうものは自分たちだけではなくて、おそらく相手チームも抱えている問題だと思うし、完成とは言い切れないまま、お互いぶっつけ本番で。そこで、本当に勝敗がわかれる。そういう厳しい世界でやってきているわけなので。ただ、どこの相手も強いし、優勝候補が何チームかいると思いますけど」と、話した。

 さらに、自身に関する様々な報道やメディアにも言及し、「僕は直接、国民の皆さんと話をしているわけではないので。メディアの皆さんと、このような場を設けてもらってやらせてもらっているわけですけど。持ちつ持たれつなので、感謝していることもあれば腹が立っていることもあるし、それはお互い様で良いんじゃないかなと思いますけど」と、前置きしたうえで、「ただ、今からはね、叩くとしても大会が終わってからにしてほしいなと思っています。大会中は、メディアとしてではなくて、日本人として、日本代表を応援してほしい。日本人として、我々の一員だというような気持ちで一緒に戦ってもらえれば。戦ってもらえればというよりも戦ってほしいなというのが、願いというかな」と、コメントした。

 ブラジル・ワールドカップは、12日に開幕。日本代表は、14日にコートジボワール代表、19日にギリシャ代表、24日にコロンビア代表と対戦する。