あなたはスマホ人?ガラケー人?スマホからガラケーに戻るメリットとデメリット

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スマートフォン(スマホ)が普及する一方で、従来型の携帯電話(ガラケー)に戻る利用者も少なからずいるようです。

スマホからガラケーに戻すケースでのメリットはどこにあるのでしょうか?
また、スマホからガラケーに戻すデメリットはあるのでしょうか?
そして、いったいどのような人がスマホからガラケーに戻すのに適しているのでしょうか?

■スマホからガラケーに戻すメリット
スマホからガラケーに戻すメリットで多いのは、バッテリーや通話機能などハードウエア面の心配から開放される面と、インターネット利用を制限できるという面の2つがあります。

・通話(電話)が使いやすい
送話と終話のハードボタンが搭載されているガラケーは、電話の発信や受話がしやすく通話の使い勝手が良いです。

・待ち受けでのバッテリーが持つ
画面が小さく、インターネット機能やアプリなどをあまり使わないガラケーは電力消費が少なくて済みます。

・通信料金が安い
無料通話できる割引があり、データ通信の利用も少ないガラケーは、月額の通信料金がスマホより安くすることが可能です。

・メールなど文字入力が楽
ハードキーによる文字入力ができるため、メールやTwitterなどで文字入力をする際に、誤操作による押し間違いや入力間違いが少なく楽と感じる人もいるでしょう。

・ウイルスの心配がない
スマホのようなアプリを使うことがなくガラケー向けのウイルスもほとんどないため、ウイルスによる脅威の心配は、ほぼないと言えます。

・インターネット利用が減る
スマホに比べ、若干使い勝手が悪い面や専用アプリが少ないため、結果的にWeb閲覧やSNSを利用する時間が減り、“SNS疲れ”などの弊害が防げる2次効果が得られる場合もあります。


■スマホからガラケーに戻すデメリット
スマホからガラケーに戻すケースでは、当然デメリットもあります。主に、インターネットやクラウドを日常で使いこなせている人や多用されている人には逆にマイナスとなるでしょう。

・Web閲覧やSNS利用などインターネットを活用できない
一度スマホやスマホ向けの専用アプリの操作でWeb閲覧やSNSでの情報収集、コミュニケーションに慣れてしまうと、ガラケーでの利用は快適性を損なったり、そもそもサービスをまともに利用できなかったりと、充分に活用できない場合があります。

・新機種が割高で機種が選べない
現状では新機種はほぼ皆無の状態で、本体の価格も安定した価格で値引きがほとんどないなど、現在の機種からの変更が割高になってしまいます。しかし、一方では、ケータイの中古市場も拡大してきていますので、中古機種を安く購入するという方法も経済的な方法として充分に利用できます。上手に活用すればいろいろな機種のガラケーを安く使うこともできます。

・LINEやFacebookなどのコミュニケーションツールが使いにくい
ガラケーでもLINEなどは使えますが、いちいち更新しないと新着が見れないなど、機能制限や制約により、操作性・利便性には欠けてしまうので、LINE、Facebook、Skypeといったサービスを活用する場合は、かなりのデメリットが生じるでしょう。

・ゲームや動画などを楽しめない
ゲームや動画視聴、さらには仕事効率化など、コミュニケーションツールだけではなく、さまざまなアプリで楽しんだり、効率化を図ったりすることができない場合もあります。

・カメラ機能が低い
デジカメなみのカメラやアプリによる画像処理など多機能さが低下します。なによりスマホに比べ画面サイズが小さい点が気になりますし、追加アプリによって画像の補正や加工、さらにすぐにSNSへの投稿といった画像利用までの一連の操作がスマホに比べ不便になってしまうのは否めないです。



■インターネットの利用頻度やスキルが目安
こうしてみると、ガラケーかスマホかの境目は、インターネットの利用頻度やスキルによって向き不向きが分けられると言えます。

ガラケー向きの人は、仕事でパソコンは使っているけど、プライベートではインターネットをあまり利用していない人や仕事での通話やメールの利用が多い人などでしょう。

一方、スマホ向きの人は、仕事もプライベートでもインターネットの利用が多い人ということになります。また、仕事場や学校などでインターネット利用に慣れている人はガラケーよりスマホ利用に向いているといえます。

スマホ普及率が上がってはいますが、使う人によって得手・不得手の差が大きく開きます。スマホからガラケーに戻してしまう人の中には、周りの人や環境に流されて、利用目的やそもそもインターネット自体にさほど興味もなく“無理に移行してしまった”という人も多いかと思います。

ガラケーが入手できる間は、“スマホからガラケーに戻す”という選択も、解決策の一つと言えそうです。

しかし、現在の社会や市場の流れを見れば、ガラケーの利用や新機種の入手は徐々に減っていくことが予想され、いずれは手に入らなくなることも考えられます。また、社会全体が、インターネットの利用を前提に進んでいますので、多用しなくても安全にインターネットを利用できるように少しずつ慣れていくことは必要でしょう。