『テッド』のイメージを脱却、眉間のしわも渋いマーク・ウォールバーグ/[c]2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved.

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『テッド』(12)で、唯一の親友テディベアに依存しているダメな中年男を演じたマーク・ウォールバーグ。主演最新作となる『ハード・ラッシュ』(公開中)では、ダメ男のイメージを返上、『テッド』とは真逆なやり手の男に扮している。

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本作でウォールバーグが演じるのは、かつて世界一の運び屋であったという逸材の人物でありながらも裏社会から足を洗い、家族と幸せな日々を送っているクリス。彼は愛する家族を守るために再び裏の世界へ戻り“ニセ札密輸計画”を実行する。2人の子供と美人の妻を待ち、仲間に信頼を寄せられ、逞しい腕で仕事をこなすという設定は、ウォールバーグが『テッド』で演じた、テッドの相棒ジョンとは大違いだ。ジョンは、動くテディベアのテッドと一緒に朝っぱらからビールを飲んでは、麻薬をやってバカ話にうつつを抜かす、責任感ゼロのダメ男。だが本作では、そうした面影はどこにもなし!『テッド』では一切現すことがなかった、キッチリと眉間に3本線のしわを寄せたいかつい表情を見せている。ウォールバーグの劇的な“ビフォーアフター”ぶりをスクリーンで見届けたい。【Movie Walker】