元レアルのモリエンテス「ベンゼマとイグアインの精神状態が心配」

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 コパ・デル・レイ準々決勝では宿敵バルセロナを撃破し、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でもマンチェスター・Uとの名門対決を制すなど、今シーズン最高の盛り上げリを見せているレアル・マドリード。しかし、かつてチームを支えた元スペイン代表FWのフェルナンド・モリエンテス氏には、気になることがあるという。

 スペイン紙『マルカ』とのインタビューに応じたモリエンテス氏は、ゴールを量産する大黒柱のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとは対照的に、思うように決定力を発揮できていないフランス代表FWカリム・ベンゼマとアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが批判の的になっていることを憂慮した。

「ベンゼマとイグアインの精神状態が心配だ。自分も同様の状況に置かれたことがあるが、名指しで非難されるのは決して快いものではなかった。レアル・マドリードでは、背番号9には相当な数のゴールが要求される。良いプレーをするだけではなく、ゴールを決めなければ認めてもらえないんだ」

 モリエンテス氏はまた、不振に陥ったセンターフォワードの心理状態を説明する一方、ベンゼマとイグアインの復調は時間の問題との見解を示した。

「自信を失っている時、ゴールマウスはより小さく見え、GKはより大きく見えるものだ。そして、シュートミスを恐れるばかりポストぎりぎりを狙えなくなってしまい、ゴールを決められないという悪循環に陥ってしまう。とはいえ、こういった事は全て流れだ。最終的には時が解決してくれる」

[写真]=ムツ カワモリ