渋谷系ガーリーブランドnadesico(ナデシコ)10年で休止

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 東京・渋谷発のウィメンズブランド「nadesico(ナデシコ)」のデザイナー市川美希子が、2013年夏コレクションをもってブランドを長期間休止することを自身のブログを通じて発表した。2003年にスタートした「nadesico」は、「Honey Salon(ハニーサロン)」といった国内ショップやECなどで展開。市川美希子は「Labyrinth(ラビリンス)」のディレクターも務めており、2013年春コレクションをもって退任する。

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 日本女性の美称「やまとなでしこ」の意味が込められた「nadesico」は、市川美希子と溝田千恵のデザイナーデュオが立ち上げたブランド。淡いカラートーンや民族調のテイストを取り入れたアイテム、ミニ丈のワンピースを得意としており、これまでに女性誌で多く取り上げられてきた。「nadesico」はブランドの休止が決定したが、ディレクションする「Labyrinth」はルミネエスト新宿やルミネ池袋にオンリーショップを展開しており、今後も継続が予定されている。

 2月6日付けのブログ「ご報告」で市川美希子は、「原因は私の体調不良です。(中略)これまで育児、会社経営、デザインなど考えられないほどの仕事の数々を睡眠時間を削ってギリギリの状態で何とかやってこれたのが現状です」と休止の理由を説明。今後については、「元気になったら必ずパワーアップして戻ってきて今までとはひと味違うnadesicoを復活させます」という考えを綴っている。

■nadesicoデザイナー市川美希子 ブログ
 http://ameblo.jp/nadesicomiki/