ランチパック「オニオンソース&チーズ」「アドベリーゼリー&ホイップ」「大和茶クリーム&ホイップ」「阪急百貨店大食堂の名物カレー風」。関西の人は是非阪急百貨店地下の専門店おすすめです!

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コンビニやスーパーで売っているヤマザキの「ランチパック」。白くて四角い、2枚入りの閉じてるサンドイッチです。

ランチパックは毎月新しい味が出たり消えたりしているので、今までの29年間の累計で1000種類以上は発売されたんじゃないかという規模です!

その中でも今回は、特定の地域のみで流通している「ご当地ランチパック」のラインナップをご紹介します。

「オニオンソース&チーズ」
「アドベリーゼリー&ホイップ」
「大和茶クリーム&ホイップ」
「阪急百貨店大食堂の名物カレー風」

という感じです。全部関西限定で、大阪で入手してきました。新大阪駅の売店にランチパック特設コーナーがあったり、大阪駅ちかくの阪急百貨店の地下1階、いわゆるデパ地下にランチパック専門店があったり、ランチパックのメジャー感がすごかったです。

「ご当地ランチパック」はどれも特定の地域の特産品や料理などを材料にしたランチパックなんです。たとえば「オニオンソース&チーズ」では淡路島の名産品、タマネギが使われています。

ジャムみたいに見事な飴色オニオンソースと、なめらかで風味のしっかりついたチーズソースがたっぷりでおいしいです。基本的に具材はタマネギとチーズだけなのに、珍しくて満足感も。僕がここ最近食べた50種類の中でも、10位以内には確実に入るおいしさでした(ぼんやりしたランキングですいません)!

「アドベリーゼリー&ホイップ」は滋賀県安曇川アドベリー(ボイズンベリー)という果物を使ったゼリーが入っています。説明にはアドベリーは「ブドウより柔らかくラズベリーより硬いといわれています」と書いてありました。個人的な印象では、イチゴとブドウの間ぐらいの、すっぱさと甘さバランスがおいしかったです。

ご当地ランチパックにはこういう、食べたことのない農作物や「最新の品種改良で生まれたお肉」入りとかが結構あったりして、パッケージに丁寧な説明がのっていることも多いです。食べながらちょっと勉強になる感じが楽しいですよ。

「大和茶クリーム&ホイップ」は、奈良県産の大和茶が入った抹茶クリームとホイップのサンドです。和菓子系の組み合わせが好きならおすすめ。既にお茶が入っているけど、やっぱり熱いお茶と一緒にいただきたい感じです。普段は三つ編みのパッケージイラストの女の子も、和菓子系の時には髪をお団子にしてカンザシをしています。

そして「阪急百貨店大食堂の名物カレー風」!既に大阪阪急百貨店の大食堂は2002年に閉店しているのですが、この大食堂が昭和4年にオープンしてからずっと愛されていたカレーライスのレシピを元に、阪急百貨店が監修して作られたランチパックです。

結構普通な感じのビーフカレーですが、そこがまた不思議とありがたさに満ちています。パッケージの男の子と女の子も百貨店って感じの衣装になってます。

地域限定や期間限定もたくさんあるランチパック、是非お店で見かけたらチェックしてみて下さい。僕が見た関西ラインナップでは「どて焼き風」とか、松坂牛を使った味も売ってましたよ!

厳選ランチパックを紹介した拙著『ランチパックの本』もどうぞよろしく!(香山哲)