JR九州、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」発表 - 運行開始は2013年秋

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JR九州は28日、水戸岡鋭治氏のデザインによるクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行について発表した。

運行開始時期は2013年10月を予定している。

同列車は機関車が牽引する客車7両編成で運転。

1号車はラウンジカーで、車内にはピアノやバーカウンターが設置される。

2号車はダイニングカーで、3〜6号車にスイート12室(各車両3室ずつ。

3号車の1室は車いす対応)、7号車にDXスイート2室を設置する。

DXスイートとスイートはともに各室シャワー・トイレ付き。

定員は28名となる。

列車名は九州7県と7つの観光素材(自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車)を表現したもので、コンセプトは「和」のクルーズ。

JR九州は、「洗練されたデザインのクルーズトレインは鉄道による新しい旅を生み出すもので、ご乗車のお客さまが笑顔で結ばれ、旅の思い出を創ることをめざします」と発表している。

2013年10月以降、同列車は3泊4日コースと1泊2日コースを週1回ずつ運行。

3泊4日コースでは、由布院や宮崎、鹿児島、阿蘇などの観光地を周遊し、1泊2日コースでは長崎に立ち寄った後、阿蘇、由布院を周遊する。

九州の旬の素材を使った料理や、ラウンジカーでのピアノ演奏、クルーによるサービスなど、最上級のおもてなしを提供するという。

なお、両コースとも2014年3月まで運行される計画で、半年ごとのコース変更が予定されている。

クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行開始に先立ち、今年10月からは観光、食事、宿泊などがセットになった旅行商品をJR九州専用窓口やおもな旅行会社にて販売開始。

商品の詳細については、8月下旬にあらためて告知するとのことだ。