ビートルのルーフライン変遷
3代目ビートルと呼ぶべきか、2代目ニュービートルと呼ぶのが正確なのかは置いておいて、新しいザ・ビートルの受注が始まっています。
プレス向け試乗会の技術説明会では、インドネシア出身のエクステリアデザイナーであるクリスティアン レスマナ氏が初代、ニュービートル、ザ・ビートルのサイドビューのスケッチを描きながら、3世代それぞれのビートルに込められたデザインの狙いなどを説明。
なるほどと思ったのはルーフのラインで、最も弧を描いているのは2代目ニュービートル。新しいザ・ビートルはビートル以外の何者でもないデザインでありながらルーフラインはAピラーから緩やかな弧を描きながら束の間、水平を描いています。これは後席の頭上空間に配慮したもので、確かに後席のヘッドクリアランスは十分に確保されています。初代は、よく見ると前席の後ろから後席の頭上あたりが頂点で、前席頭上あたりが頂点になっています。
(塚田勝弘)