日産勢の中で気を吐いていたカルソニックIMPUL GT-R。95周目までトップを爆走していたのですが、突然降り出した雨のためにタイヤチェンジでピットイン。トップを逃してしました。


ところで富士スピードウェイと言えば1.4kmに及ぶ長い直線が特徴のハイスピードコース。各チームともスポイラーを寝かしたりするなど空力面でいろいろと工夫をしてきます。GT-Rの場合だとフロントグリルが塞いであるといった具合。



明らかに見た目で違うのがミラー。空力を意識した断面構造です。



飛行機の翼に使われる断面構造でミラーハウジングの上面と下面の空気の流速を調整し、空気抵抗を減らそうというものです。



最高速が290km/hを越える富士スピードウェイでのGT500マシンの過酷な空気抵抗が、こういったパーツの開発をさせるのでしょう。



それだけの空気抵抗を受けるパーツですから取り付け部分もかなり強固ですね。



同じGT-RでもGT300で走るGT-R GT3にはこのミラーは付きません。
それだけGT500のパワーは化け物ということなのです。


(北森涼介)