欧州の活躍はスポーツニュースが報じてくれるので、出場していれば知名度は上がる。CMにも起用される。地味目な岡崎でもスター性は高まる。チーム内のランキングに、海外組であるか否かは大きな影響を与えている。いまだCSKAモスクワに留まっている本田が焦る理由かもしれない。

「ザック」とわざわざ監督の愛称を使っているのに、主役は選手。監督と選手のバランスが取れた集団に見えるところに「ザックジャパン」という名称を積極的に使いたい理由がある。とはいえAKB48的なザックジャパンでは、日本のサッカー界は日本の芸能界と似たレベルに収まることになる。サッカーのステイタス、スポーツのステイタスは上がらない。本当の意味で憧れの存在にはならないのだ。

ザックジャパンが対戦する相手は世界。世界進出しないであろうAKB48との違いだ。選手はもう少し、本田っぽくなる必要がある。ソロ活動をより活発に行う必要がある。その結果、ザックジャパンとしての活動が疎かになるくらいでなければならない。

で、もっと気になる問題は、ザックジャパンはいつまで存在するか、だ。あと1年で解散してしまうのか。14年まで大丈夫なのか。ザックとの契約はあくまでも2年。僕的には、心配というより、メンバーの争い、入れ替わりを含めて興味津々である。


最後にお知らせをひとつ。

来る7月14日、六本木「ミッドタウン」のスルガ銀行「d-labo」にて、セミナーと言いましょうか、「サッカーが世界No.1スポーツである理由」と題したカジュアルなトークショウを行います。

時間:19時〜21時 (受付開始18時45分)
入場無料 先着順(席数に限りあり)
詳しい内容、申し込みはこちらから

よろしくお願いします。


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