原則廃止される「SANYO(三洋)」ブランド、一部で生き残る可能性があることが明らかに
パナソニックによる完全子会社化を受けて、充電池「eneloop(エネループ)」やデジタルカメラのOEM事業、洗濯機、冷蔵庫などの白物家電などで知られる三洋電機の「SANYO」ブランドが廃止される予定であることを7月にお伝えしましたが、一部で生き残る可能性があることが明らかになりました。
詳細は以下から。
パナソニック:「SANYO」12年春に廃止方針 事業再編、65年で幕 − 毎日jp(毎日新聞)
「SANYO」ブランド24年春廃止 パナソニック検討 - SankeiBiz(サンケイビズ)
毎日新聞社や産経新聞社の報道によると、パナソニックは2011年3月末に実施する三洋電機とパナソニック電工の完全子会社化に伴う事業再編を受けて、2012年4月に「SANYO」ブランドを原則廃止する方針を固めたそうです。
また、パナソニックは2012年1月をめどに事業を家電などの「コンシューマ」、太陽電池などの「デバイス」、省エネシステム提案などの「ソリューション」の3分野に再編する予定ですが、三洋電機とパナソニック電工の事業も製品やサービスごとに仕分けし、新組織に吸収する見通しとなっています。
これにより1947年の三洋電機創業以来続いたSANYOブランドは65年の歴史に幕を下ろすことになりますが、インドネシアなど三洋の方がパナソニックよりも知名度が高い地域や、電池などのブランドが浸透している事業については、SANYOブランドの存続が検討しているされているそうです。
携帯電話事業を京セラに譲渡したにもかかわらず、ユーザーのためにSANYOブランドの携帯電話がリリースされ続けていることを考えると、一部で存続するということも、あながち有り得ないとは言えないのかもしれません。
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