研修か?業務か?/内田 正志
そもそも研修にはどれほどの価値があるのか、その中でも入社したての新入社員を育成する新入社員研修にはどれほどの意義があるのか、人材育成担当者なら一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
研修(Off-JT)と業務(OJT)、どちらの方が人はより成長するのでしょうか?
私自身これまでずっと研修(特に新人研修)に携わってきましたが、それでもそれは言うまでもなく業務だと思います。
正確に言うと、業務において高い壁を乗り越えていくことだと思います。
しかし、新人にいきなり大事な業務(=高い壁)を任せて失敗させるわけにはいきません。
ではどうすればよいのでしょうか?
その答えは、ある程度大事な業務を任せることができるスキルを新人研修で身につけさせることだと考えています。
私は、その"大事な業務を任せることができるスキル"を"実戦力"と定義しています。
もちろん業務内容によってはそれが非常に困難なケースもあるでしょうし、実戦力を身につけさせようとすれば、それなりに長い時間(=コスト)を必要とするので、ビジネスの状況的にそれが許されない場合もあると思います。
しかし、ビジネスマナーなど本当に最低限必要なものだけを教えられて現場に配属され、それ相応の仕事しか与えられない人と、現場に配属されるタイミングが多少遅くなったとしても、難易度の高い仕事を任される人とでは、結果的にどちらの方が成長するのでしょうか?
私も厳密に両者を比較測定したわけではないので、一概に断定することはできませんが、それでも後者の方が、
?難易度の高い仕事に対するやりがいから生じる"成長したい"という意欲
?自分に課せられた責任の重さから生じる"成長しなきゃ"という焦り
?高い壁を乗り越えたことから生じる"成長できる"という自信
すなわち"成長力"が、圧倒的に高くなると感じています。
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研修(Off-JT)と業務(OJT)、どちらの方が人はより成長するのでしょうか?
私自身これまでずっと研修(特に新人研修)に携わってきましたが、それでもそれは言うまでもなく業務だと思います。
しかし、新人にいきなり大事な業務(=高い壁)を任せて失敗させるわけにはいきません。
ではどうすればよいのでしょうか?
その答えは、ある程度大事な業務を任せることができるスキルを新人研修で身につけさせることだと考えています。
私は、その"大事な業務を任せることができるスキル"を"実戦力"と定義しています。
もちろん業務内容によってはそれが非常に困難なケースもあるでしょうし、実戦力を身につけさせようとすれば、それなりに長い時間(=コスト)を必要とするので、ビジネスの状況的にそれが許されない場合もあると思います。
しかし、ビジネスマナーなど本当に最低限必要なものだけを教えられて現場に配属され、それ相応の仕事しか与えられない人と、現場に配属されるタイミングが多少遅くなったとしても、難易度の高い仕事を任される人とでは、結果的にどちらの方が成長するのでしょうか?
私も厳密に両者を比較測定したわけではないので、一概に断定することはできませんが、それでも後者の方が、
?難易度の高い仕事に対するやりがいから生じる"成長したい"という意欲
?自分に課せられた責任の重さから生じる"成長しなきゃ"という焦り
?高い壁を乗り越えたことから生じる"成長できる"という自信
すなわち"成長力"が、圧倒的に高くなると感じています。
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