【UFC85】ウェルター級新旧トップ対決に挑むチアゴ・アウベス インタビュー
MMA PLANET Interview
Interview by Manabu Takashima
――いよいよ、キャリア最大のビッグファイトであるマット・ヒューズ戦が近づいてきました。現在のコンディションはいかがですか。
「最高だよ。これまでで一番調子がいい。トレーナーのベンケイ(アンドレ・ヴィニシウス)が、とことん苛め抜いてくれたから、これ以上の仕上がりはないよ。ヒューズとの試合のような大舞台をずっと待っていたんだ。だから、一刻も早くオクタゴンに上がりたいよ。準備は万全だ」
――4月にカロ・パリシャンを破りました。あの試合、日本ではチアゴが不利だと思われていたのですが、一方的な展開で勝利することができました。
「カロは本当にタフな対戦相手だった。だけど、カロに勝つために彼を研究し、勝つためのハードトレーニングをこなしてきた。マット・ヒューズ戦も同じだよ。カロは柔道が得意だけど、マットはもちろんレスリングが最大の武器だ。彼のレスリングを研究し、自分の打撃、柔術のスキルを磨いて試合に備えている。マット・ヒューズのことは1〜10まで理解できた。トップを奪い、殴りまくりKOするよ」
――ヒューズは足かけ6年に渡りウェルター級で世界王者に君臨していました。しかし、一昨年の11月にGSPに敗れて以来、どこか精彩を欠いているようにも伺えます。以前のようなオーラが感じられません。
「彼は世界チャンピオンだった。このスポーツの王者に長く君臨していた。そう、過去形だ。過去の話だ。MMAはこの1〜2年で劇的に進歩している。若くて才能のあるファイター、つまりマット・ヒューズより強い人間が多く生まれているんだよ。
彼よりレスリングができ、柔術ができて、打撃できる。より完成されたファイターだらけになっている。彼は過去のチャンピオンで時代は変わったんだ。それを証明するために、彼をKOする。もちろん、それでもマット・ヒューズは強豪の一人だよ。ただし、彼の時代は終わったんだ。いくら彼がトップをキープできる力を今も持っているとしても、そこからの戦い方は以前のようにはいかない。戦い方を変える必要があると思うよ。前のままなら、即KOだ」
――マット・ヒューズの弱点はどこだと思いますか。
「良いレスラーで、柔術も知っている。特にトップからの攻めはなかなかのものだ。ただし、スタンドの打撃に難があることは明らかだよ。前足に体重を掛け過ぎている。僕がローキックを得意としていることは、彼も知っているだろう。でも、正しいタイミングで蹴ることができれば、彼の足は破壊され、もちろん僕の蹴り足を掴むことなんて不可能だよ。
そのうえフィジカル面でも今や、彼より僕の方にアドバンテージがある。きっと、僕の力強さにマット・ヒューズは度肝を抜かれると思うよ」
――この試合に勝てば、世界挑戦がグンと近づきますね。
■インタビューの続きは次ページへ
Interview by Manabu Takashima
――いよいよ、キャリア最大のビッグファイトであるマット・ヒューズ戦が近づいてきました。現在のコンディションはいかがですか。
「最高だよ。これまでで一番調子がいい。トレーナーのベンケイ(アンドレ・ヴィニシウス)が、とことん苛め抜いてくれたから、これ以上の仕上がりはないよ。ヒューズとの試合のような大舞台をずっと待っていたんだ。だから、一刻も早くオクタゴンに上がりたいよ。準備は万全だ」
「カロは本当にタフな対戦相手だった。だけど、カロに勝つために彼を研究し、勝つためのハードトレーニングをこなしてきた。マット・ヒューズ戦も同じだよ。カロは柔道が得意だけど、マットはもちろんレスリングが最大の武器だ。彼のレスリングを研究し、自分の打撃、柔術のスキルを磨いて試合に備えている。マット・ヒューズのことは1〜10まで理解できた。トップを奪い、殴りまくりKOするよ」
――ヒューズは足かけ6年に渡りウェルター級で世界王者に君臨していました。しかし、一昨年の11月にGSPに敗れて以来、どこか精彩を欠いているようにも伺えます。以前のようなオーラが感じられません。
「彼は世界チャンピオンだった。このスポーツの王者に長く君臨していた。そう、過去形だ。過去の話だ。MMAはこの1〜2年で劇的に進歩している。若くて才能のあるファイター、つまりマット・ヒューズより強い人間が多く生まれているんだよ。
彼よりレスリングができ、柔術ができて、打撃できる。より完成されたファイターだらけになっている。彼は過去のチャンピオンで時代は変わったんだ。それを証明するために、彼をKOする。もちろん、それでもマット・ヒューズは強豪の一人だよ。ただし、彼の時代は終わったんだ。いくら彼がトップをキープできる力を今も持っているとしても、そこからの戦い方は以前のようにはいかない。戦い方を変える必要があると思うよ。前のままなら、即KOだ」
――マット・ヒューズの弱点はどこだと思いますか。
「良いレスラーで、柔術も知っている。特にトップからの攻めはなかなかのものだ。ただし、スタンドの打撃に難があることは明らかだよ。前足に体重を掛け過ぎている。僕がローキックを得意としていることは、彼も知っているだろう。でも、正しいタイミングで蹴ることができれば、彼の足は破壊され、もちろん僕の蹴り足を掴むことなんて不可能だよ。
そのうえフィジカル面でも今や、彼より僕の方にアドバンテージがある。きっと、僕の力強さにマット・ヒューズは度肝を抜かれると思うよ」
――この試合に勝てば、世界挑戦がグンと近づきますね。
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