【W杯2026アジア最終予選】インドネシア代表 ０−４ 日本代表（ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム）

【映像】三笘薫のアウトサイド神パス→南野拓実のダイレクトショット炸裂の瞬間

　サッカー日本代表は11月15日、2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選第5節でインドネシア代表と対戦し、４ー０で勝利した。この結果、勝ち点13としてグループ首位をキープ。さらにオーストラリア代表、サウジアラビア代表、中国代表との差を７に広げている。

　ここまで4試合を消化し3勝1分の無敗を継続している日本代表が、11月シリーズのアウェイ連戦の初戦を迎えた。

　この日も3-4-2-1システムを継続。GKは鈴木彩艶、DFは右から橋岡大樹、板倉滉、町田浩樹が務める。ウイングバックは右に堂安律、左に三笘薫が並び、ダブルボランチは遠藤航と守田英正が置かれた。2シャドーには南野拓実と鎌田大地、注目のワントップは小川航基が入った。

　大粒の雨が降りしきるなか始まった試合は、日本代表がポゼッションを握って試合を進めていく。しかし最初の決定機はインドネシア代表。9分に裏へのボールに抜け出したFWラグナー・オラットマングーンにシュートまで持ち込まれたが、ここはGK鈴木が相手との間合いをつめて右足でセーブした。

　インドネシア代表が敷く低い守備ブロックを崩せない日本代表だったが、18分には右サイドの堂安が入れたインスイングのクロスにボックス内の小川が飛び込む。惜しくも合わせられなかったが、日本代表にようやく訪れた決定機となった。

　迎えた35分、町田が中央に入れたパスが守田、鎌田と繋がり、ボックス左からクロスを入れると、これがDFジャスティン・ハブナーに当たってオウンゴールとなり日本代表が先制した。なお、日本代表はこれで史上最長26試合連続得点としている。さらに40分には左サイドを突破した三笘のクロスに、ボックスに走り込んだ南野がダイレクトで合わせてネットを揺らした。南野は中村俊輔に並ぶ歴代10位タイとなる通算24得点としている。

　日本代表が2点リードで迎えた後半、南野に代えて前田大然が左のウイングバックに入り、三笘がシャドーへとポジションを移した。すると49分、GKマールテン・パエスのパスを掻っ攫った守田が右足で放ったシュートがゴールネットを揺らして、日本代表が追加点を挙げる。

　その後はインドネシア代表の攻勢に苦しめられる展開へ。62分には堂安と三笘を下げて、右のウイングバックに菅原由勢とシャドーに伊東純也を投入する。すると69分には右サイドを突破してボックスに侵入した菅原が、ニアサイドを撃ち抜いてゴールネットを揺らした。

　79分には小川と鎌田を下げて大橋祐紀と旗手怜央を投入。大橋はこれが代表デビュー戦となった。すると83分、裏に飛び出した大橋がGKと１対１を迎えたが、シュートをGKに当ててしまいゴールとはならず。

　そのまま試合を終えた日本代表が、４ー０でインドネシア代表位に快勝した。日本代表はこれで最終予選無敗継続。勝ち点を13に伸ばし、オーストラリア代表、サウジアラビア代表、中国代表との差を７に広げている。
（ABEMA de DAZN／サッカー日本代表）